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阪急神戸線武庫之荘・西宮北口間に新駅が設置されることになりました。

▼西宮市、尼崎市、阪急電鉄は、阪急神戸線武庫之荘・西宮北口間に新駅設置事業に着手したことを、4月10日に発表しました。

阪急神戸線1000系@梅田駅

▼これまでに2022年11月1日に三者で基本合意書を締結し、事業計画の検討や関係者協議等を進めてきましたが、この度、事業概要、施工者、整備費、費用負担等事業全体に関する基本協定書を4月4日に締結しました。

https://www.hankyu-hanshin.co.jp/release/docs/2bd8373ec75cdb449ed741840123863a11ea25bf.pdf

▼この協定書により、2031年度末を目標として新駅設置事業に着手しました。

▼新駅は阪急神戸線の武庫之荘駅と西宮北口駅(3.3km)の間の武庫川にかかる橋梁上に設置されます。

▼新駅は、武庫之荘駅から約1.6km、西宮北口駅から約1.7kmの位置に設置されます。

▼8両編成に対応できるホームが2面、西宮市側、尼崎側の両方に改札口が設置され、約86億円の整備費は三者で3分の1ずつ負担するほか、西宮市、尼崎市は国庫補助を活用する予定です。

▼施工者は阪急電鉄で、2025年度から詳細設計に着手し、鉄道事業法にかかる事業基本計画や鉄道施設変更、工事着手に向けて各種手続きを進めていきます。

▼2026年度からは新駅設置工事に本格的に着手予定です。

▼これまでも、武庫之荘と西宮北口間は距離が長いし、沿線住民の新駅設置の声が上がっていましたが、ようやく工事着手になったようです。

阪神本線武庫川駅

▼新駅が武庫川の橋梁上に設置されるのは、阪神の武庫川駅と同様の構造になるようです。

阪神本線武庫川駅

▼改札口が尼崎市、西宮市の両方に設置されるので、武庫川の両岸に住む沿線住民にとっても便利です。

▼阪急神戸線は駅間の距離が比較的長いのですが、とりわけ武庫之荘と西宮北口間は長いので、新駅が設置されても普通が特急などに追い抜かれることはなく、ダイヤには影響はあまりなさそうです。(2025.4.10)

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阪急京都線座席指定サービス「PRiVACE」の運行本数が拡大。編成数になぞもあります。

▼前回、阪急京都線座席指定サービス「PRiVACE」の話題に触れていたところ、なんと3月25日から「PRiVACE」の運行本数が拡大するとのニュースリリースが阪急電鉄からありました。(3月7日)

https://www.hankyu-hanshin.co.jp/release/docs/5e9b289494d9d22bb4d1d7d2f5af08044b71210b.pdf

▼それによると、新たに2300系車両を2編成増備し、1日あたりの運行本数を平日104本(+26本)、土休日111本(+30本)に拡大するとのことです。

▼現在京都線では、特急系車両(2300系・9300系)に設定している「PRiVACE」が5編成で運行していたが、2300系を2編成増やして、7編成で運行することになりました。

▼これにより、「PRiVACE」の運行本数が1日あたり、平日で78本⇒104本、休日81本⇒111本に増え、1時間あたり、2~3本⇒3~4本に拡大されます。

▼Wikipediaなどによると、9300系は11編成あり、そのうち、「PRiVACE」を連結した編成は6編成となっています。

▼2300系は、2024年7月24日に1編成が導入されており、「PRiVACE」は9300系と合わせて7編成あることになります。

▼しかし、阪急のニュースリリースによると、「PRiVACE」の運行本数は5編成となっており、差し引き2編成が余ることになります。

▼これはいったいどういうことでしょうか。Wikipediaの内容に誤りがあることも考えられますが、出展が鉄道ファン2024年10月号なので、間違いではなさそうです。

▼もう一つの考え方としては、2編成は繁忙時間帯及び予備編成として扱われている可能性があります。

▼なにわともあれ、京都線では特急系車両の代替わりが進んでおり、9300系が特急運行の座を徐々に2300系に譲っていくことに変わりありません。

▼いずれ、9300系はロングシート化の改造が行われることとなり、特急以外の運用に回される日が近づいています。(2025.3.9)

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阪急は京都線座席指定サービス開始にともない、「PRiVACE」車両を9300系に組み込んだ訳とは。

▼阪急電鉄では、2024年7月21日に京都線の特急車両で座席指定サービス「PRiVACE」の運行を開始しました。

https://www.hankyu-hanshin.co.jp/release/docs/377e5669b5fa479d9b34056baea2b96e7041c128.pdf

▼また、現在の特急車両に運用されている9300系の後継車として2300系を2024年夏から順次導入することも発表されました。

https://www.hankyu-hanshin.co.jp/release/docs/ff140cb722dfcbc0d5f8628afd6fb8e24e4ae61a.pdf

▼昨年7月の「PRiVACE」運行に伴い、「PRiVACE」車両を組み込んだ新型車両の2300系が1編成(2300F)充当されました。

▼現在京都線では9300系が11編成運用されています。そのうち、昨年7月から6編成(9303F-9308F)では、大阪方から4両目(4号車)に2350形(2356-2361)が組み込まれ、9880形(9883-9888)は一時保留車となっています。

▼これにより、現在(2025年2月22日ダイヤ改正後)京都線では2300系1編成、9300系6編成で「PRiVACE」が運用されています。

▼現在、9300系6編成には2300系という他系列の車両が連結されるという珍しい状況が見られます。

▼残りの9300系5編成には「PRiVACE」は連結されず、現状の編成(座席指定サービスなし)のままで運用されています。

▼今年の夏からは順次新型車両の2300系が導入されて、今「PRiVACE」が組み込まれている9300系からは2350形が外され、2300系に連結され、一部保留になっている9880形が再連結されるようです。

▼2300系の導入により、9300系は順次特急の運用から外れ、クロスシートもロングシート化が行われる予定といわれています。

▼ただ、9300系に連結されている2350形はそのままで、組み込まれていない残りの編成にも「PRiVACE」を組み込む予定との話もあるようです。

▼阪急としては、新型車両2300系導入完了とともに「PRiVACE」を導入すれば、こんなややこしい編成を生み出さずに済んだにもかかわらず、既存の9300系に「PRiVACE」を組み込んだことには、訳がありそうです。

▼それは、関西圏の他の鉄道事業者では先行して優等列車において、座席指定サービスが実施されていることが挙げられます。

▼大阪・京都間では、京阪電鉄が2017年8月20日に8000系の特急車両に「プレミアムカー」を組み入れて運行を開始しました。

▼さらに、2021年1月31日からは3000系にも「プレミアムカー」を組み入れて運転を開始しました。

▼JR西日本でも、2019年3月16日のダイヤ改正で、網干・野洲間の新快速の一部列車で有料座席サービス「Aシート」を開始しました。

▼また、2023年3月18日ダイヤ改正で、「Aシート」の列車を上下4本から12本に増やしました。

▼京阪神間で、各社が座席指定サービスを実施している中で、阪急が一番出遅れていました。これが新型車両導入を待たずに既存車両に座席指定サービスを組み込んだ訳です。

▼これで、阪急、京阪、JR西日の三社が揃い、いよいよ座席指定サービスの競争が激しくなってきました。(2025.3.7)

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