レストラン列車「Les Saveurs志摩」が改造工事を完了。9月1日から一般販売開始
▼近鉄では、2026年1月から約8か月かけて既存の特急車両をレストラン列車に改造していましたが、ようやく工事が完成し、いよいよ、11月1日(日)からの運行開始に向けて、9月1日(火)より一般販売が開始すると、8月31日に発表しました。
▼列車名称は「Les Saveurs 志摩」といい、「Saveurs」はフランス語で「味」「風味」という意味で、列車内で伊勢志摩の多様な食材のマリアージュを味わうというイメージを表しています。
▼エクステリアのデザインは、志摩の「海・白砂・太陽」が醸し出す開放感をブルーと光の白で表現しています。
▼車体からーのブルーは光の当たり方で変化するメタリック塗装を採用、正面のエンブレムは背面からLEDライトで照らされる仕組みになっています。
▼インテリアは、賢島方の4号車では、2〜4人向けのテーブ席で、革張りの家具調の椅子で本格的なフランス料理を楽しむこととしています。
▼名古屋方の1、2号車では、1〜2人向けのシングル及びツイン席で、ツイン席では車窓を楽しめるよう斜めに座席を配置する工夫がなされています。
▼1、2号車では、気軽に料理が楽しめるよう、「フレンチ膳」が提供されます。
▼3号車はキッチンとカウンターが用意されています。
▼運行開始は、11月1日(日)で、基本的には週6日(水曜日は休み)で運行されます。
▼旅行代金は、平日でフレンチコースが33,000円、土休日が36,000円。フレンチ膳が平日で19,000円、土休日が21,000円となっており、名古屋からフリー区間(伊勢市・賢島間)までの乗車券、料理、ウェルカムドリンク、食後のドリンク、諸税が含まれています。
▼運行ダイヤは、近鉄名古屋11:05発、伊勢市12:48着、鵜方13:29着、終点の賢島には13:35着となっています。なお、フレンチコースは、近鉄名古屋から鵜方・賢島着のみの利用となります。
▼反対の賢島からでは、同16:35発、鵜方17:41発、伊勢市17:26発、終点の近鉄名古屋には19:12着となっています。同様に、フレンチコースは、賢島・鵜方から近鉄名古屋着のみのりようとなります。
▼提供される料理は、本格的なフレンチコースが、志摩観光ホテルの総料理長が監修したものがだされます。
▼フレンチ膳は、近鉄・都ホテルズが料理監修したものが出されます。
▼約2時間半の列車旅で、本格的なフレンチを味わうのに3万円超の料金を出すのは、かなり裕福な層をターゲットにしているといえるでしょう。
▼インバウンドもかなり意識しているのかもしれません。
▼このレストラン列車、9月1日の一般販売に際しては、予約サイトへのアクセスが一時集中して遅延が発生したようです。
▼予約に関しては、近鉄企画・実施分と旅行会社企画・実施分があり、レストラン列車のみの予約と、他の宿泊などがセットとなったプランは旅行会社実施分になるようです。
▼幸先はいいようです。しかし、2時間半に3万円超のお金を払うとは、リッチな人が多いのですね。(2026.9.28)
阪神電鉄の新型急行用車両3000系の外観が明らかに。座席指定サービスの名称が「らくやんシート」に決定。
▼阪神電鉄では、7月17日に、新型急行型車両3000系の外観を発表するとともに、初の座席指定サービスの名称を「らくやんシート」に決定したと発表しました。
https://www.hanshin.co.jp/press/docs/20260717_zasekishitei_rakuyanseat.pdf
▼新型急行車両の導入は、2025年3月10日に、阪神電鉄開業120周年施策の一環として発表がありました。
▼それによると、阪神の急行用車両として長年愛用されてきた「赤胴車」のイメージを受け継ぐ「Re Vermillion」をエクステリアカラーとしていました。
https://www.hanshin.co.jp/press/docs/20250310-toshikotsu-singatasyaryo2.pdf
▼今回の発表では、デザイン画どおりのイメージで出来上がっています。
▼2027年春にまず1編成で運用が開始予定で、順次運用本数を増加していく予定です。
▼また、インテリアデザインについては、2026年5月21日に発表がありました。
▼それによると、視界の広がりや通路幅の確保により「開放感」を演出し、明るい色調やあたたかさのある質感・マルチスペースで心地よく利用しやすい車内空間をめざしとしています。
▼主な内容としては、車体幅、車体長を拡大、広告表示器の導入、連結間の通路幅の拡大、座席の仕切りの透明化により、開放感を演出しています。
▼さらに、Re Vermillionカラーのバケットシートを基本として、5人掛けと7人掛け座席の中間に握り棒を設置。
▼座席指定サービス車両の中央部にはロングシートとクロスシートに転換可能なL/Cシートを初めて採用します。
▼出入口横マルチスペース「いこいこーな」を設置して、ベビーカーやスーツケースを置くことができるようになります。
▼L/Cシートにしても、「いこいこーな」にしても、製造会社が近鉄車輛であるだけに、近鉄の8A系とよく似た仕様となっています。
▼座席指定サービス「らくやんシート」については、大阪方から3両目の1両がサービスの提供対象となり、大阪梅田から山陽姫路まで間でサービスが提供されます。
座席指定料金は、一乗車あたり300円(税込)と割安になっています。
▼大阪梅田から姫路まではスピードではJR西日本の新快速に全くかなわないので、ゆっくり座っていきたい乗客向けにはニーズはあるかもしれません。〈2026.7.18〉
近鉄京都線、京駅構内で脱線。またしても8Aの関わる事故
▼近鉄京都駅構内で、6月29日に始発列車が脱線事故を起こしました。
▼午前5時15分ごろ京都発橿原神宮前行の普通列車が出発直後に脱線しましたとのことです。
▼近鉄京都駅構内は、東の駅から急カーブで南へ向かい、その途中にポイントがあるという複雑な線形をしています。
▼現在のところ脱線事故の原因は分かっておらず、近鉄や国家運輸安全委員会が調査を行っています。
▼この事故の影響で、近鉄京都線は京都~上鳥羽口間が29日は終日運休し、30日の午前7時半ごろに運転を再開しました。
▼京都駅を発車した列車は120メートル走って脱線しましたが、運転士は「分岐器を通過後うしろから引っ張られるように感じて停止させた」と証言しています。
▼また、近鉄によると始業前の点検では線路のポイントに異常はなかったとのことです。
▼事故の原因はまだ明らかではありませんが、カーブに設置された交差渡り線があるという特殊な構造になっているのも原因の一つでしょうか。
▼渡り線のシーサスクロッシング通常直線区間に設けられていますが、京都駅構内はカーブ上に設置されており、近鉄全営業区間でもここしかないそうです。
▼また、事故を起こした車両が新型一般車両の8A型だったことも何らかの影響があったのでしょうか。
▼事故を起こした該当車両は、8A06編成で、近鉄宮津駅構内に9020系+1252系の牽引で回送されました。8A206号には仮台車が履かされているようです。
▼新型一般車両の8Aは以前も新祝園駅構内の踏切事故で、火災が発生し修復工事がなされました。なんだか、不運続きですね。
▼いずれにしても、今後の調査結果が待たれます。(2026.6.30)











