▼京都鉄道博物館では、JR西日本の広島地区などを中心に運転されている227系がデビュー10周年を迎えるとともに、広島駅新駅ビル(minamoa)開業を記念して、227系の特別展示を行うと5月26日に発表しました。

https://www.kyotorailwaymuseum.jp/news/sysimg/01611/link_Dieys.pdf

▼227系はJR西日本の広島地区の113系、115系の置き換えを目的として、京阪神地区で運用されている225系をベースに短編成が可能な車両として開発されました。

▼2015年から広島シティネットワークの山陽本線で投入が始まり、「Red Wing」という愛称が付けられました。

227系@広島駅

▼2019年からは和歌山線・桜井線、紀勢本線で運行を開始し、2023年からは岡山・備後地区で「Urara(うらら)」という愛称が付けられ運用を開始しました。

▼最高速度は110km/H、設計最高速度は120km/H、車体は前頭部の普通鋼部分を除きステンレス、制御方式はVVVFインバータ制御で、ブレーキは電気指令式、抑速、耐雪、駐車ブレーキ付きとなっています。

▼1両において動力台車と付随台車を1台ずつ配置し、運転に必要な機器類をすべて1両に搭載する「0.5Mシステム」という考えのもと、すべての車両が電動車となっています。

▼2015年度のグッドデザイン賞を受賞しています。

▼今回、京都鉄道博物館での特別展示は、227系0番台2両(クモハ227形74号車・クモハ226形74号車・S10編成)が6月19日から22日までの期間で、本館1階「車両のしくみ/車両工場」エリアで展示され、車内も公開されます。

▼このS10編成はデビュー10周年を記念したラッピングが行われ、2026年2月ごろまで広島エリアで運転されます。

▼このほか、運転台見学付きの入館券の発売、検修社員による有料解説ツアー、227系を含むJRシティネットワーク広島のブランディングを担当したGKデザイン総研広島の展示コーナーの設置、デビュー10周年記念グッズの販売なども予定されています。

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