地方私鉄

三岐鉄道の5000系(旧211系)を保々車両区まで見に行ってきました。

▼三岐鉄道では、2024年7月1日に、JR東海から211系3両×10編成(うち営業用8編成)を譲受した旨発表していました。

https://sangirail.co.jp/files/211kei.pdf

▼そこで、2025年7月現在でどのように運用されているのか見に行ってきました。

▼まず西藤原駅まで行ってみました。駅に到着したときにちょうど、11時32分発近鉄富田行が出発したところでした。この編成は5000系ではありませんでした。

▼次に発車するのは12時08分発なので、西藤原駅前SL公園で待ちました。

▼やって来たのは、残念ながらこれも5000系ではなく801系でした。

▼801系を見送って、譲受した車両を改造する保々車両区へ行ってみることにしました。

▼この車両区では2025年6月8日には、新型5000系(旧211系)と851系の新旧車両撮影会が保々車庫で開催されています。

https://blog2.kintetsu.co.jp/ekichou/files/20250608.pdf

▼保々駅構内には101系が留置されていました。

▼さらに車両区へと進むと、5000系へと改造が行われている旧211系がいました。先頭車両の前面窓に「SS8」の表示がまだ残っていました。

▼「SS8」編成はSNSで調べてみると、元は熱海方からクモハ211―5614+モハ5210―062+クハ210―5043からなる編成でJR東海の静岡車両区所属の編成です。

▼さらに進んでいくと、すでに改良を終え黄色とオレンジの帯が塗られた5000系が留置されていました。

▼西藤原方からクハ5301+モハ5201+クモハ5101の編成であることがわかります。

▼その隣には元西武新101系を改造した751系がピカピカに塗り直されて留置されていました。これは2009年に3両1編成が導入されたものです。

▼再び駅舎の方に戻っていくと工場に復刻塗装された101系が留置されていました。

▼三岐線は日中の11時、12時台は1時間に1本しか運転されないので、5000系に出会うことは難しいのかもしれません。なので、保々車両区に来て正解でした。いろいろな車両を見ることができました。

▼現在5000系以外では801系、851系、751系が3両×5編成、101系が2両×3本編成合計21両が在籍しており、今後これらの車両が5000系24両に置き換えられる予定です。


751系@保々駅

▼5000系の営業運転は2025年5月13日に始まったばかりで、まだ出会えるのはまれといえるでしょう。

▼なお、東藤原・西藤原間は大雨土砂災害の被害を受け運休していましたが、6月29日始発から運転を再開したばかりだったので、これもラッキーでした。

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広電の停留場と車内案内・メロディー、路線カラーが変わります。

▼広島電鉄は、駅前大橋ルート開業にあわせて、停留場及び車内放送・メロディーの変更し、路線カラーの変更も併せて行うと発表しました。

https://www.hiroden.co.jp/topics/2025/pdf/0704-melody/0704-melody.pdf

▼広電は駅前大橋ルート開業により、2025年8月3日にJR広島駅2階に乗り入れる予定ですが、これにあわせて今回の変更を行うこととなりました。

▼広島駅停留場の案内及びメロディーはこれまで有人での案内でしたが、今回A~D各ホームで、新たな電車の接近、到着、発車の自動放送を行います。

▼メロディーも紙屋町方面と比治山下方面では異なるものとし、音による方向識別が可能となります。

▼紙屋町方面のメロディーは平和への祈りを込めたものであるとともに、和風の要素も加えたものとなります。

広電5000形グリーンムーバー@紙屋町東

▼一方、比治山下方面は広島港の波をイメージした軽やかなメロディーとなります。

800形と5100形@広電広島港

▼新しいメロディーは歌のお姉さん、パーソナリティー、CMの作詞・作曲家として地元広島で有名な「にしもとりか」氏の制作によるものです。

▼ルート変更により新たに設置される松川町及び稲荷町停留場の電車接近案内からは行先案内が削られます。あわせて、英語による放送も追加されます。

▼なお、紙屋町東、紙屋町西、本通、原爆ドーム前の停留場では2025年6月10日から先行導入されています。

▼車内メロディー及び案内は増加するインバウンド向けに英語放送の次の停留場案内に駅ナンバリングを追加します。

▼路線カラーの変更では、広島駅・広島港間の1号線は広島港へ向かうイメージを付加するため、オレンジから水色に変更となります。

広電の新路線図

▼そのほかの路線は従来通りのカラーです。(広島駅・広電宮島口間の2号線は赤色、西広前駅・広電本社前間の3号線は青色、広島駅・広島港間の5号線は黄緑色、広島駅・江波間の6号線は黄色、横川駅・広島港間の7号線は緑色、横川駅・江波間の8号線は桃色、白鳥・八丁堀間の8号線は灰色)

▼広電では、8月の駅前大橋ルート開業に向けて、様々な施策が展開されています。路面電車に乗る楽しみがまた増えそうです。(2025.7.4)

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いよいよあと1か月で広島駅の新駅ビル2階に広電が乗り入れ

▼JR広島駅から広島市内各所へは、地上の広電の路面電車に乗り換えていくのが便利でした。全国各地の路面電車から移譲された単車や新型の連結車など、いろいろな車両を見ることができた楽しいスポットでしたが、8月3日以降はこの光景は見られなくなります。

広電5100形グリーンムーバーマックス@広島駅

▼2025年8月3日に広島電鉄の駅前大橋ルートが開業し、広電の路面電車が広島駅の新駅ビルに乗り入れすることとなるためです。路面電車の駅ビルへの乗り入れは日本初だそうです。

https://www.hiroden-hiroshima-st.jp/#movie

▼広島駅の新駅ビル2階の中央アトリウム空間に、路面電車のホームが新設され、JR中央改札口に直結し、2025年3月24日にグランドオープンした新駅ビル「ミナモア」へのアクセスも便利になります。

▼路面電車のホームは、Aホームが比治山下経由広島港行、Bホームが広電宮島口行、Cホームが江波行、Dホームが紙屋町経由広島港行となります。A、B、Dホームでは乗車専用ホームで、隣に降車ホームが設置されます。

▼この新しい駅前大橋ルートの開業により、広島駅から八丁堀・紙屋町方面への所要時間は約4分短縮、広島駅から比治山下方面への所要時間は約4.5分短縮となります。

▼新ルートの開業により、新たに松川町電停が新設され、これまでの的場町電停から猿猴橋町電停を経由していたコースは廃止され、同時に猿猴橋町電停も廃止となります。

▼さらに、2026年春ごろには、広電本社・市役所前・紙屋町東・八丁堀・稲荷町・段原一丁目・皆実町を循環するルートが誕生します。

▼広電に乗車して広島駅に近づくと、目の前に駅が見えるにも関わらず、通り過ぎて的場町まで行き、そこから猿猴橋町を経てやっと駅に到着していました。なんだか時間がもったいないなぁと感じていましたが、新ルートの開業でこうしたこともなくなります。

広電3950形グリーンランナー@広島駅

▼広島駅では、これまで新幹線口で先に開発が進み、駅ナカの商業施設やホテルが整備されてきました。

▼一方で路面電車の電停のある側は駅ビルの開発が遅れていましたが、やっと整備が図られ、今回広島の玄関口にふさわしい駅前になりました。(2025.7.2)

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