近鉄

近鉄

大阪から名古屋へ「ミッドナイトひのとり」を3日間運転するそうです。

▼近畿日本鉄道は、2025年6月、7月、9月の日曜日の3日間、大阪難波から近鉄名古屋まで特急「ひのとり」を夜行列車として運行すると、4月21日に発表しました。

https://files.microcms-assets.io/assets/f76cb3f097104533921f6d6262a336ee/e5fc88cfeabf40048b8f8f693563ae8b/20250421rw.pdf

▼この列車は「ミッドナイトひのとり」として、ツアー商品として発売されます。

特急「ひのとり」

▼名古屋から大阪への「ひのとり」の夜行運行は4月12日にすでに実施ずみで、今後6月14日、7月19日、9月13日に運行予定です。今回の発表で往復の夜行運行が揃いました。

▼実施日は、6月15日、7月20日、9月14日のいずれも日曜日(土曜日の深夜)に、大阪難波00:01発で、大阪上本町、鶴橋に停車し、乗客をピックアップします。

▼途中名張駅に4時間の運転停車(下車・降車はできません)した後、津05:58着、白子06:11着、近鉄四日市06:24着、桑名06:37着、近鉄名古屋には07:02着となっています。

▼料金には、片道運賃、片道特急料金、片道ひのとり特別車両料金、記念品代、諸税を含んで、大阪難波からプレミアムシートの利用で、津まで8,000円(こども6,010円)、白子まで8,200円(同6,150円)、近鉄四日市まで8,900円(同6,470円)、桑名まで9,000円(同6,500円)、近鉄名古屋まで9,700円(同6,860円)となっています。

▼リクライニングシートを最大に倒すと、ゆっくりできそうです。

▼レギュラーシートの利用で、2名2席利用では、津まで4,600円(同2,910円)、白子まで4,800円(同3,060円)、近鉄四日市まで5,300円(同3,290円)、桑名まで5,500円(同3,430円)、近鉄名古屋まで6,000円(同3,650円)となっています。

▼レギュラーシートを二人で利用すると、リクライニングシートは倒せますが、ちょっと寝るのは窮屈かもしれません。

「ひのとり」レギュラーシート

▼1名2席利用の場合,津まで6,000円(同4,310円)、白子まで6,200円(同4,460円)、近鉄四日市まで7,000円(同4,990円)、桑名まで7,200円(5,130円)、近鉄名古屋まで8,000円(同5,650円)となっており、こちらはレギュラーシートながらゆっくりと座り、横になることも可能かもしれません。

▼乗車券は実施日の前日から2日間有効ですが、乗車する号車、座席番号の指定はできません。

▼利用方法としては、関西から東海・首都圏方面への観光、大阪・関西万博やUSJ、ライブ鑑賞の帰りなどを想定しているようです。

▼7月、9月の運転日は連休の日曜日で、翌日の月曜日はいずれも休日なので、使い勝手はいいかもしれません。

▼どのくらいの予約が入るでしょうか。評判が良ければ、もっと運行回数を増やすかもしれません。

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南海, 名鉄, 近鉄

近鉄・南海・名鉄連続3日間乗り放題きっぷがデジタルで19年ぶりに再登場

▼近畿日本鉄道、南海電気鉄道、名古屋鉄道の3社は、2025年4月7日(月)から3社の対象エリアで連続3日間(あるいは2日間)乗り放題になるきっぷ「3・3・SUNフリーきっぷ」を発売すると3月31日に発表しました。

https://files.microcms-assets.io/assets/f76cb3f097104533921f6d6262a336ee/a6c6907004b14c4c804b24dea2f36b4f/20250331rw.pdf

▼このきっぷは2006年に発売以来19年ぶりの発売となります。今回は3日間のほかに2日間のきっぷも登場しました。

▼しかも今回は駅窓口などでの発売はなく、専用サイトからデジタルきっぷとして発売します。

▼発売期間は2025年4月7日5:00から2026年4月29日までで、購入日から30日間有効となっています。

▼3日間乗り放題で8,200円、2日間乗り放題で6,200円となり、大人のみの設定しかありません。決済はクレジットカードのみで、現金での購入はできません。利用にはスマートフォンが必要となります。

▼対象エリアは、近鉄が全線(ロープウェイを除く)、南海が全線(汐見橋線・多奈川線・高野線[下古沢・極楽橋間]を除くとしており、ほぼすべての線区が乗り放題となります。

近鉄「しまかぜ」@今里駅

▼一方、名鉄の対象エリアは、13駅(中部国際空港、名鉄名古屋、金山、東岡崎、神宮前、国府宮、名鉄一宮、新木曽川、笠松、名鉄岐阜、犬山、知多半田、西尾)でこの13駅以外での乗降はできないこととなっています。

名鉄1200系@名鉄名古屋駅

▼この「3・3・SUNきっぷ」は1997年から発売され、1997年から2001年までは年2回、2002年から2006年までは年1回発売されていました。

南海「こうや」@なんば駅

▼この時代のきっぷは近鉄(ロープウェイ除く)・南海・名鉄の全線が乗り放題で、中学生以上が5,000円、小学生が2,500円でした。

▼当然、紙のきっぷであり、連続する3日間を印刷されたカレンダーに〇印を付け、乗車時に駅員に日付入りのゴム印を押印してもらうこととなっていました。

▼磁気券ではないので、自動改札機は利用できませんでしたが、指定された沿線の遊園地やホテルの優待割引券も付いていました。

▼今回のデジタルきっぷは、当然スマホが必要でありますが、どういう利用方法なのか、詳細はプレスリリースではよくわかりません。

▼名鉄の対象エリアが少ないのは、デジタル化の影響なのかどうか、そのあたりもよくわかりませんが、名鉄はデジタル化が遅れているので、全線では対応できないのかしれません。

▼関西国際空港、中部国際空港は対象となっており、インバウンドのニーズにも対応できます。さらに、奈良、京都、伊勢志摩、犬山などの観光地も対象エリアに含まれるので、周遊観光にも便利です。

▼ただし、特急は利用できないので、特急券などは別途購入が必要となります。(2025.4.3)

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近鉄

近鉄けいはんな線が4月2日にダイヤ変更(大阪メトロ中央線も同時変更)

▼2025年4月2日(水)に近鉄けいはんな線がダイヤを変更します。(これは、近畿日本鉄道がすでに3月14日にプレスリリースしています。)

https://files.microcms-assets.io/assets/f76cb3f097104533921f6d6262a336ee/5fa754570fc142db85c08120ed942bcd/20250314rw.pdf

▼今回の変更では、大阪・関西万博開催中の輸送力の確保を目的として、列車の運転本数、運転時刻、運転区間などを変更するものです。

近鉄7000系@夢洲駅

▼ダイヤ変更の1つは、平日ダイヤと土休日ダイヤの区別をなくし共通ダイヤとなります。

▼2つ目は、運転本数が増加します。

▼ダイヤ変更前から変更後をみてみると、長田・生駒間(平日)で、生駒行159本⇒164本、夢洲行159本⇒165本、生駒・学研奈良登美ヶ丘間(平日)で、生駒行113本⇒111本、夢洲行112本⇒112本、合計543本⇒552本に増加します。

▼平日ダイヤでは、増加率は1.7%となり、それほど増加はないように思えます。

▼長田・生駒間(土休日)で、生駒行144本⇒164本、夢洲行144本⇒165本、生駒・学研奈良登美ヶ丘間(土休日)で、生駒行98本⇒111本、夢洲行98本⇒112本、合計484本⇒552本に増加します。

近鉄7000系@生駒駅

▼土休日の増加率は、14%となり、かなりの増加となります。

▼当然、相互直通乗り入れをしている大阪メトロ中央線も連動しており、中央線のダイヤも平日と土休日のダイヤは統一されます。

https://subway.osakametro.co.jp/news/news_release/20250314_r4_dia_kaisei.php

▼中央線では、上り(弁天町・朝潮橋間)平日177本・土休日151本⇒376本、下り(朝潮橋・弁天町間)平日181本・土休日155本⇒379本に増加します。

大阪メトロ400系@夢洲駅

▼平日の増加率は、上りで平日12.4%、土休日49%、下りで平日9.4%、土休日44.5%となり大幅な増加となります。

▼適用期間は2025年4月2日から10月13日までとなっており、けいはんな線も同様になると思われます。

▼大阪・関西万博会場へ直接乗り入れる鉄道は中央線(けいはんな線)しかなく、JR西日本は桜島までで、後はシャトルバスに乗り換えとなり、鉄道への集中はかなりのものとみられます。

▼1970年開催の万博では会場へ直接乗り入れる鉄道が北大阪急行(地下鉄御堂筋線)、阪急千里線の2路線がありましたが、今回は1路線だけなので、鉄道への集中が激しいものとなりそうです。

▼今のところ、盛り上がりに欠ける大阪・関西万博ですが、今後来場者が増加するようになれば、このダイヤ改正でも余裕はないかもしれません。(2025.4.2)

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