JR東海

JR東海, JR西日本

JRとバスとのし烈なバトル!「乗ってみよう北陸☆WEB早得21」の発売

▼JR東海及びJR西日本は連名で、「乗ってみよう北陸☆WEB早得21」の発売を6月17日にプレスリリースしました。

https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000043632.pdf

▼商品の概要は、乗車日の21日前までにJR西日本のインターネット予約サービス「e5489」に予約することで、設定期間の普通車指定席に乗車できます。

▼設定区間は次のとおりです。(1名・片道) 【単位:円】

設定区間 区分 価格 所定運賃・料金 差額
名古屋~福井 大人 3,600 7,730 4,130
同上 子供 1,800 3,860 2,060
名古屋市内~金沢 大人 5,500 9,850 4,350
同上 子供 2,750 4,920 2,170
名古屋市内~富山 大人 5,800 11,040 5,240
同上 子供 2,900 5,520 2,620

▼早得21のお得額は、通常期の名古屋~米原間の東海道新幹線普通車自由席と米原から先「しらさぎ」と北陸新幹線の普通車指定席を利用した場合を比較したものです。

特急「しらさぎ」@敦賀

▼名古屋~米原間は特急「しらさぎ」の普通車指定席もしくは東海道新幹線の普通車自由席を選択して利用できます。

▼発売期間は、6月20日から8月10日まで

▼利用期間は、7月20日から8月31日まで。ただし、8月10日~8月19日の間は利用できません。

北陸新幹線@敦賀

▼このきっぷは乗車券と特急券の効力が一体となった専用商品であり、利用区間、指定列車の変更はできないほか、予約できる座席数に限りがあり、予約できない場合があります。

▼名古屋~福井間を特急「しらさぎ」と北陸新幹線の普通車指定席で行くと、通常期大人6,960円となり、早得との差額は3,360円になります。

▼名古屋~金沢間を特急「しらさぎ」と北陸新幹線の普通車指定席で行くと、通常期大人9,080円となり、早得との差額は3,580円になります。

▼名古屋~富山間を特急「しらさぎ」と北陸新幹線の普通車指定席で行くと、通常期大人10,070円となり、早得との差額は4,270円になります。

▼中京圏から北陸への移動では、北陸新幹線が敦賀延伸開業した後には、鉄道のシェアが下がって、バスの利用が増えているため、この対抗策として、打ち出されたのが今回の早得きっぷの発売のようです。

名鉄高速バス

▼高速バスだと、通常期大人比較で、名古屋~福井間が3,600円、名古屋~金沢間が5,500円、名古屋~富山間が5,800円となり、早得きっぷときっちり一致します。

▼鉄道利用の方が断然早いので、時間節約派にはもってこいですが、数に限りがあるので、早いもの勝ちというデメリットもあります。

▼さて、鉄道とバス、この勝負はどっちが勝つでしょうか?

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JR東海

東海道新幹線N700Sの追加投入 ポスト・ドクターイエロー

▼JR東海は、東海道新幹線のN700Sを2026年度から2028年度にかけて17編成追加投入すると、6月14日に発表しました。

https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000043624.pdf

▼今回投入するN700Sの一部編成には、引退するドクターイエローが現在行っている検測を代替できるよう、営業車に検測機能を搭載することとなります。

N700A@米原駅

▼ドクターイエローの検測機能ほか、電車線金具異常検知装置や軌道材料モニタリングシステムを搭載することにより、電気設備、起動設備の保守作業の省力化を図ることとしています。これらの機能についてはすでにプレスリリース済みです。

▼また、飛来物検知機能を搭載して、パンタグラフへの飛来物の付着などを検知して、運転士や指令所に通知するほか、車両データの伝送機能を強化して、走行中の車両からより詳細なデータをLTE通信によりリアルタイムで伝送することとなります。

▼N700Sでは、搭載しているバッテリにより、長時間の停電時に安全な場所まで自走することとしていましたが、新たに停電時にバッテリにより空調を稼働させることができるようになります。ただ、自走との併用はできないようで、空調の動作時間も数十分間になります。

▼車内では、自動座席転回装置を搭載して、これまで清掃作業員が手で回転させていたのを自動で回転させ、車内整備作業の省力化を図ることとしています。この装置は、すでに近鉄、阪急など私鉄では導入済みで、やっとという感じではあります。

▼さらに、グリーン車よりもさらに上質な設備・サービスを提供する個室を導入することとしています。車両設計上、グリーン車と3,6号車以外に導入されることとなります。これについても、すでにプレスリリース済みです。

▼環境負荷の低減のため、車体への再生アルミ部材の適用範囲を屋根部以外に側面部にも拡げ、適用範囲が従来の約1.6倍となります。

▼また、世界初の機能として架線電圧を維持する機能を車両に搭載することで、変電所や電力補償装置の削減が可能となり、CO2の排出量を年間約1万トン削減できる見込みとなります。これについても、すでにプレスリリース済みです。

▼東海道新幹線の車両はどんどん進化していきます。

▼You Tube でもこの話題をアップしています。よかったら、ご覧ください。

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JR東海, JR西日本

ドクターイエローの引退

▼JR東海、JR西日本は、6月13日、それぞれのドクターイエローの引退を発表しました。

【JR東海】https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000043619.pdf

【JR西日本】https://www.westjr.co.jp/press/article/items/230613_00_press_dryellow.pdf

▼JR東海のドクターイエローは、正式名称を新幹線電気軌道総合試験車923形0番代(T4編成)といいます。

▼2001年9月からから東海道・山陽新幹線の検測走行を行ってきましたが、2025年1月をもって引退することとなりました。

▼約10日に一度、実際の営業路線を走行しながら、電気設備や軌道設備などの状態をチェックしています。

▼ドクターイエローの後継車は、2027年からN700Sに導入される営業車検測機能により代替されるので、ドクターイエローとしての後継車はないようです。

▼一方、JR西日本のドクターイエローはT5編成といい、2005年に製造され、JR東海のT4編成と交互に東海道・山陽新幹線の検測走行を行ってきました。

▼今後は、JR東海のN700Sが保有する営業用車両に搭載された検測機器により検測を行こととなります。

▼引退の理由としては、すでに製造されてから約20年が経過し老朽化が進んでいるためとしています。

▼時刻表にも掲載されていないので、出会うことは難しく、頻繁に走行していないため出会えたらラッキーということで、根強い人気がありますが、今後は黄色い車体での検測車はなくなるようで、ドクターイエローとしては姿を消すことになりそうです。

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