JR西日本

地方私鉄, JR西日本

特急「こうのとり」が福知山~天橋立間の延長運転を行います。

▼特急「こうのとり」が京都丹後鉄道線内に乗り入れ天橋立まで延長運転を実施すると、JR西日本とWILLER TRAINS の両社が発表しました。

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/250708_00_press_KounotoriFukutiyama_Amanohashidateentyokinenevent.pdf

▼特急「こうのとり」は現在、東海道本線、福知山線、山陰本線を経由して新大阪・城崎温泉間で運行される特急列車です。

特急「こうのとり」@新大阪駅

▼前身は1986年11月から福知山線及び山陰本線の電化により運転された特急「北近畿」でしたが、2011年3月のダイヤ改正で「こうのとり」に改められました。

▼天橋立への乗り入れ特急は「文殊」と「タンゴエクスプローラー」が運行されていましたが、2011年3月のダイヤ改正で廃止となりました。

▼以前はゴールデンウィークや盆暮れの繁忙期に天橋立まで延長運転したことがありましたが、現在は行われていませんでした。

▼現在JR西日本の特急で天橋立への乗り入れは京都からの「はしだて」しかありません。

▼「こうのとり」の延長運転は2025年8月2日(土)から9月21日(日)までの土日祝の16日間実施されます。(ただし、8月16日(土)、8月30日(土)は除く)

▼対象となる列車は、新大阪11:05発の下り「こうのとり7号」と天橋立16:55発の上り「こうのとり24号」で、いずれも福知山止まりの「こうのとり」が延長運転されます。

▼これにより丹鉄の「たんごリレー3号」と「たんごリレー4号」は運転取り止めとなります。

▼この延長運転は北近畿タンゴ鉄道が上下分離方式に変更され、2015年4月からWILLER TRAINS が京都丹後鉄道の運営会社として運行を開始して10周年を記念して行われるものです。

▼記念イベントとしては、7月31日(木)に大阪駅アトリウム広場で、天橋立行出発直前イベントが開催されるほか、乗り入れ初日の8月2日(土)に天橋立駅で直通記念イベントが開催され、いずれのイベントでもゆるキャラが登場する予定です。

▼8月2日、9月6日、9月13日には、「こうのとり」車内でアンケートを実施し、回答した乗客に記念品がプレゼントされます。

▼そのほかオリジナルグッズ付きの企画乗車券の発売や「こうのとり」での車内販売が実施されるほか、関連イベントが周辺で実施される予定です。

▼日本三景の天橋立への観光需要を喚起するため、地元京都府など自治体の要望もあり今回の延長運転が実現することになったようです。(2025.7.8)

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パンダは帰国するが「パンダくろしお」は残る。

▼2025年6月28日に白浜にある「アドベンチャーワールド」の4頭のパンダは中国へ帰国することになりました。

▼地元の白浜町などでは、観光に対する影響などが懸念され、騒ぎになっています。

▼JR西日本では、新大阪などから白浜方面への特急「くろしお」の一部編成について、パンダのラッピングを施した「パンダくろしお」を3編成運行しています。

パンダくろしお「Smile アドベンチャートレイン」@新大阪駅

▼第1編成・第2編成の「Smileアドベンチャートレイン」と第3編成の「サステイナブルSmileトレイン」の2種類があります。

▼この度のパンダの中国への帰国に際して、「パンダくろしお」もなくなるのではないかと噂になっていましたが、JR西日本は、6月26日に、 運行継続について発表しました。

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/250626_00_press_PandaKuroshio_keizoku.pdf

▼ラッピングとしては、特に前面のデザインが面白いので残してもいいのではないかと思っていましたが、運行継続の要望が多かったようで今回の決定になったようです。

「はるか」と並ぶ「パンダくろしお」@新大阪駅

▼JR西日本としては、まだパンダがいるという誤解を与えないように順次適切な対応を講じていくということですが、いったいどういう対策なのでしょうか。気になる所です。(2025.6.27)

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「WESTERポイント全線フリーきっぷ」が発売になりましたが、ポイントが必要で購入は非常にハードルが高い。

▼JR西日本は、「WESTERポイント全線フリーきっぷ」のこの夏に発売すると発表しました。

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/250626_00_press_westerpoint_kippu_1.pdf

▼全線フリーきっぷでは、JR西日本全線、智頭急行線の普通列車が乗り放題で、新幹線、特急列車の普通車自由席も乗り放題。普通車指定席の利用も6回まで可能となっています。

▼ただし、サンライズ出雲・瀬戸、トワイライトエクスプレス瑞風、WEST EXPRESS銀河は利用できないようです。

▼全部ポイントを使う場合は、2日間用と3日間用があり、利用期間は2025年7月16日から8月31日までで、ただし、8月8日から17日までの間の利用開始分は購入ができません。

▼2日間用が大人10,000ポイント、こども5,000ポイント、3日間用が大人15,000ポイント、こども7,500円ポイントが必要となります。

▼一部ポイントを使う場合は、1日間のみで大人500ポイント+16,000円、こども500ポイント+8,000円が必要となります。

▼WESTERポイントとは、JR西日本グループ共通ポイントサービスで、インターネット列車予約による鉄道の利用、駅ビル・駅ナカなどの店舗・ホテルなどの施設利用、tabiwa・日本旅行などの旅行商品の購入、レンタカー・高速バスの利用、クレジットカード・ICOCAの利用などでポイントを貯め、貯まったポイントでいろいろ使えるサービスのことです。
▼ポイントの付与率は、それぞれの利用で異なり、例えばインターネット列車予約では0.5%から1.5%程度、店舗・施設の利用、旅行商品の購入、レンタカー・高速バスの利用では税込110円=1ポイントなどとなっています。

▼J-WESTカードの利用では税込1,000円=5ポイント、J-WESTゴールドカードの利用では税込1,000円=10ポイントが付与されます。

▼ICOCAの利用は複雑で、時間帯指定ポイントや利用回数ポイントがあって、時間帯指定ポイントは1か月間の適用区間ごとに4回目以降の利用1回ごとに運賃の10%、利用回数ポイントは1か月間の同一運賃区間の11回目以降の利用1回ごとに運賃の10%のポイントが付与されます。

▼これでわかったことは、今回の全線フリーきっぷをポイントで購入するためには、それまでにJR西日本グループでのさまざまな消費が必要で、生活のあらゆる場面でグループ各社のサービスを利用する必要があるということです。

▼10,000ポイント、15,000ポイントを貯めようとすると、いったいどれだけの利用が必要なのか。ちょっとクラクラします。500ポイントですら、かなりの利用が必要でしょう。

▼JR西日本グループの顧客の囲い込み戦略は非常にえげつないものであり、一体だれがこの乗り放題きっぷを購入するのでしょうか。1日間のフリーきっぷでは500ポイントとなり、以前のフリーきっぷと比べて必要ポイントを緩和していますが、それでもかなりの利用金額によるポイント付与が必要になります。

▼コロナ禍前までは、正月などに全線乗り放題きっぷが発売になり、ポイントなど不要でだれでも購入ができました。あの時代が懐かしいです。(2025.6.27)

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