大井町線で運行している9000系の先頭車両正面の帯を赤色に復刻
▼東急電鉄は、4月12日(土)から大井町線で運行している9000系1編成の先頭車正面の帯を、現在のオレンジ色のグラデーションから1986年のデビュー当時の赤色に復刻すると発表しました。

▼9000系は1986年3月に、東横線で初代3000系、初代5000系の置き換え、営団南北線・都営三田線への乗り入れ対応車両として登場しました。
▼8両編成は東横線に、5両編成は大井町線に充当され、2006年3月から大井町線から田園都市線中央林間までの直通列車が設定されました。
▼2008年3月からは大井町線で急行運転が開始されたので、田園都市線に誤って乗車することを防止するために、先頭車両の正面の帯をグラデーションにするとともに、車体側面に「大井町線」と書かれたステッカーが貼付されました。

▼その後、東横線に5050系が増備されるにつれ、2009年度から東横線から大井町線への転属が本格化しました。
▼2013年度には東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転が開始され、すべての9000系が東横線から運用を外れ、大井町線に転属しました。8両の編成は5両化され、余剰となった車両は廃車となりました。
▼大井町線では、6020系の導入に伴い、数年後には引退が予定されており、大井町線の乗務員から長年の利用に対して感謝の気持ちを伝えたいという声が上がり、今回の復刻となりました。
▼復刻編成(9001F)は、4月12日から当面の間運行されます。さらに5月18日(日)には有料の撮影イベントの開催が予定されています。
https://www.tokyu.co.jp/image/information/pdf/250409_9000_d_2.pdf
▼撮影会は、第1部から第3部まで予定されており、撮影時間は各45分程度になります。
▼開催場所は鷺沼車庫で、クラブツーリズムのツアーとして開催され、旅行代金は大人(中学生以上限定)9,000円(税込)となっています。
▼オンライン販売のみで、事前エントリーによる抽選制となっており、4月15日(火)から受付開始します。
▼9000系も登場からはや39年が経っており、新旧交代の時期となっています。(2025.4.11)