投稿者名:kumoha313

JR西日本

臨時特急「いにしへ」がこの春に京都・奈良間で運転

▼JR西日本の奈良線で、この春に臨時特急「いにしへ」が運行されることになりました。

▼1月17日付けのJR西日本のニュースリリースによると、奈良線で約35年ぶりに臨時特急「いにしへ」が運行されるとのことです。

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/240117_00_press_rinjitokyuInishie.pdf

▼運転日は、4月19日(土)、4月20日(土)、5月17日(土)、5月18日(日)の4日間です。

▼運転ダイヤは、下りが、京都09:41発、宇治09:57着、奈良10:36着、上りが奈良16:14発、宇治16:45発、京都17:03着の1往復です。

▼使用車両は289系3両編成、全席指定席で運転。

289系の元車両683系@新大阪駅

▼利用区間の乗車券のほか、指定席特急料金が全区間とも1,290円必要です。

▼京都・奈良間を「いにしへ」を利用すると、運賃が720円、指定席特急券が1,290円、合計2,010円。所要時間は上りが59分、下りが55分かかります。

▼一方、ライバルの近畿日本鉄道京都線を利用すると、運賃が760円、特急券が520円、合計1,280円。また、所要時間は34分かかります。

近鉄22000系@京都駅

▼観光特急「あをによし」だと、運賃が760円、特急券が520円、特別車両券が210円、合計1,490円。また、所要時間は36分かかります。

特急「あをによし」@近鉄奈良駅

▼近鉄と比較すると、JRの「いにしへ」は完敗です。

▼JR西日本としては、インバウンド観光者など料金をそれほど気にかけない層向けに設定しているのかもしれません。

▼JR奈良線は、路線の途中に単線区間があり、所要時間に難がありましたが、かなり改良工事を実施し、かなり単線区間が減少しており、スピードアップも図られつつあります。

▼新大阪・奈良間でも臨時特急「まほろば」を運行するなど、最近関西圏で都市間の特急を増発しています。

▼さて、JR西日本の積極的な施策は高評価を得ることができるでしょうか。(2025.2.20)

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JR西日本

キハ75形が関西本線へ 関西本線の復活なるか?

▼2月16日(日)に名古屋・伊賀上野間でキハ75形による実証列車が運行されました。

キハ75形@名古屋駅

▼これは関西本線活用化利用促進三重県会議の取組みの一つとして実施されました。

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/250109_00_press_NagoyastationandIgauenojishojikken.pdf

▼利用促進会議は、三重県、亀山市、伊賀市、JR西日本が構成団体で関西本線の活性化促進に向けて取り組みを行っています。

▼今回は、沿線地域外からの観光を目的とした移動の潜在需要を検証する目的で運行されたものです。

▼運転時刻は、下りが名古屋08:51発、伊賀上野10:45着、下りが伊賀上野15:34発、名古屋17:44着で運行されました。

▼使用車両はJR東海のキハ75形の2両編成が使用されました。

▼普通に乗車することはできず、団体臨時列車として、日本旅行のツアー商品の利用交通機関として発売されました。

ツアー案内(日本旅行)

▼運行に合わせて停車駅でのお出迎えやおもてなし、試飲食体験なども行われました。

▼なお、この臨時列車は「忍者の日」の2月22日(土)にも運転が行われます。

▼関西本線は、大阪市のJR難波から名古屋市の名古屋までの路線です。本線とは言う名ではありますが、大阪から名古屋までの直通列車は運転されておらず、加茂から亀山までは単線非電化区間があります。

▼JR難波から加茂まではJR西日本が大和路線として通勤列車を運行。名古屋から亀山まではJR東海が通勤列車を運行しています。

大和路線快速@王寺駅

▼大阪、奈良、三重を経由する関西圏・中京圏の鉄道では、近畿日本鉄道が圧倒的なシェアを持っており、関西本線は忘れられた路線のようにも思われます。

▼沿線周辺では人口減少や車社会の進展などで鉄道の状況は厳しく、そこで、この路線を活性化し利用促進を図るために、三重県の沿線自治体がJR西日本と協議団体を設置しましたが、関西本線の復活となるでしょうか。(2025.2.17)

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阪急

阪急2000系が2月24日から宝塚線で運行を開始

▼阪急電鉄のホームページによると、新型通勤車両の2000系が2月24日(月)から宝塚線で運行を開始するそうです。

https://www.hankyu.co.jp/topics/detail/013774.html

▼新型車両の2000系(2300系)の導入については、2023年10月6日の当社ニュースリリースで、発表されています。

▼それによると、「疾走感」を醸し出すデザイン的、バリヤフリーと省エネ性能の追求、京都線では大阪方から4両目に阪急初となる座席指定サービスの導入を目玉に2024年夏から導入とされていました。

▼車両のモデルチェンジは2013年以来11年ぶりとなります。

▼車体は伝統のマルーンカラー、木目調の化粧板、ゴールデンオリーブ色の座席は踏襲、前面の窓ガラスに曲線を取り入れて「疾走感」を醸し出すデザインに変更します。

▼先頭車両の車いすスペースは拡大され、壁面の手すりを2段にし、車いす固定具を設置します。また、連結部ドア横にあった非常通話装置を乗降ドア横に変更しました。

▼車いすスペース、優先座席付近の吊り手を誰でも使えるように改良しました。

▼VVVFインバータ制御装置に高効率な半導体素子を採用し、既存車両と比べて消費電力を約6割カットしました。車外側面の行き先表示器をLED化して消費電力のカットを図ります。

▼阪急初のインバータ式空調装置、空気清浄機の導入により快適性の向上を図ります。

▼車内に防犯カメラを設置し、犯罪・迷惑行為の抑止を図ります。

▼1000系が導入されたばかりと思っていましたが、すでに13年も経っていました。

▼車体のデザインは、前面のガラスの曲線を除いて1000系と比べても大きな違いはないように思います。

阪急1000系(宝塚線)

▼阪急らしい昭和の車両は3300系くらいが残っているくらいで、もうそういった車両は残っていません。(2025.2.16)

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