2025年6月

JR東海

36年にわたり東海を駆け抜けた311系は今日で営業運転を終了、お疲れさまでした。

▼JR東海の311系が今日6月30日で営業運転の終了を迎えました。

▼1989年に東海エリアの快速用車両としてデビューして、JR東海の在来線通勤車両として初めて時速120キロを実現しました。

▼営業運転を終了するにあたり、5月30日から今日まで311系4両編成2本では、JR東海の社員がデザインした感謝を表したヘッドマーク2種類を掲出していました。

311系@名古屋駅

▼また、デビュー当時にオレンジの帯にあしらわれていたJRマークの復刻や車内にこれまでの走行写真の中吊りポスターを掲出していました。

▼6月30日は、2編成が連結され、特別快速で豊橋・大垣間を走り営業運転を終了したそうです。(鉄道ファン・鉄道ニュースより)

▼311系を見るのも、あとは7月12日の廃車回送ツアーを残すのみとなりました。

▼通勤形車両で毎日見慣れた車両ではありますが、引退となると寂しいものです。36年間お疲れさまでした。(2025.6.30)

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JR西日本

パンダは帰国するが「パンダくろしお」は残る。

▼2025年6月28日に白浜にある「アドベンチャーワールド」の4頭のパンダは中国へ帰国することになりました。

▼地元の白浜町などでは、観光に対する影響などが懸念され、騒ぎになっています。

▼JR西日本では、新大阪などから白浜方面への特急「くろしお」の一部編成について、パンダのラッピングを施した「パンダくろしお」を3編成運行しています。

パンダくろしお「Smile アドベンチャートレイン」@新大阪駅

▼第1編成・第2編成の「Smileアドベンチャートレイン」と第3編成の「サステイナブルSmileトレイン」の2種類があります。

▼この度のパンダの中国への帰国に際して、「パンダくろしお」もなくなるのではないかと噂になっていましたが、JR西日本は、6月26日に、 運行継続について発表しました。

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/250626_00_press_PandaKuroshio_keizoku.pdf

▼ラッピングとしては、特に前面のデザインが面白いので残してもいいのではないかと思っていましたが、運行継続の要望が多かったようで今回の決定になったようです。

「はるか」と並ぶ「パンダくろしお」@新大阪駅

▼JR西日本としては、まだパンダがいるという誤解を与えないように順次適切な対応を講じていくということですが、いったいどういう対策なのでしょうか。気になる所です。(2025.6.27)

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JR西日本

「WESTERポイント全線フリーきっぷ」が発売になりましたが、ポイントが必要で購入は非常にハードルが高い。

▼JR西日本は、「WESTERポイント全線フリーきっぷ」のこの夏に発売すると発表しました。

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/250626_00_press_westerpoint_kippu_1.pdf

▼全線フリーきっぷでは、JR西日本全線、智頭急行線の普通列車が乗り放題で、新幹線、特急列車の普通車自由席も乗り放題。普通車指定席の利用も6回まで可能となっています。

▼ただし、サンライズ出雲・瀬戸、トワイライトエクスプレス瑞風、WEST EXPRESS銀河は利用できないようです。

▼全部ポイントを使う場合は、2日間用と3日間用があり、利用期間は2025年7月16日から8月31日までで、ただし、8月8日から17日までの間の利用開始分は購入ができません。

▼2日間用が大人10,000ポイント、こども5,000ポイント、3日間用が大人15,000ポイント、こども7,500円ポイントが必要となります。

▼一部ポイントを使う場合は、1日間のみで大人500ポイント+16,000円、こども500ポイント+8,000円が必要となります。

▼WESTERポイントとは、JR西日本グループ共通ポイントサービスで、インターネット列車予約による鉄道の利用、駅ビル・駅ナカなどの店舗・ホテルなどの施設利用、tabiwa・日本旅行などの旅行商品の購入、レンタカー・高速バスの利用、クレジットカード・ICOCAの利用などでポイントを貯め、貯まったポイントでいろいろ使えるサービスのことです。
▼ポイントの付与率は、それぞれの利用で異なり、例えばインターネット列車予約では0.5%から1.5%程度、店舗・施設の利用、旅行商品の購入、レンタカー・高速バスの利用では税込110円=1ポイントなどとなっています。

▼J-WESTカードの利用では税込1,000円=5ポイント、J-WESTゴールドカードの利用では税込1,000円=10ポイントが付与されます。

▼ICOCAの利用は複雑で、時間帯指定ポイントや利用回数ポイントがあって、時間帯指定ポイントは1か月間の適用区間ごとに4回目以降の利用1回ごとに運賃の10%、利用回数ポイントは1か月間の同一運賃区間の11回目以降の利用1回ごとに運賃の10%のポイントが付与されます。

▼これでわかったことは、今回の全線フリーきっぷをポイントで購入するためには、それまでにJR西日本グループでのさまざまな消費が必要で、生活のあらゆる場面でグループ各社のサービスを利用する必要があるということです。

▼10,000ポイント、15,000ポイントを貯めようとすると、いったいどれだけの利用が必要なのか。ちょっとクラクラします。500ポイントですら、かなりの利用が必要でしょう。

▼JR西日本グループの顧客の囲い込み戦略は非常にえげつないものであり、一体だれがこの乗り放題きっぷを購入するのでしょうか。1日間のフリーきっぷでは500ポイントとなり、以前のフリーきっぷと比べて必要ポイントを緩和していますが、それでもかなりの利用金額によるポイント付与が必要になります。

▼コロナ禍前までは、正月などに全線乗り放題きっぷが発売になり、ポイントなど不要でだれでも購入ができました。あの時代が懐かしいです。(2025.6.27)

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