2025年2月

近鉄

近鉄新型車両8A系にやっと会えました。大和西大寺・高の原など京都線がおすすめ。

▼近畿日本鉄道の一般車両では、2024年10月に24年ぶりに新型車両8A系が導入されました。

▼最近は通勤で乗車することもないので、なかなか出会うことができませんでした。

▼今日は寒波も収まり暖かくなったので、奈良線に乗ってみました。

▼大阪上本町、鶴橋、東花園などでは、8A系は全く姿を見せません。

▼どこまで行けば会えるのだろうと不安になりながら、生駒トンネルを越えて、大和西大寺まで行ってみました。

▼大阪上本町から乗車した区間準急を降り、少し待っていると京都からの普通が到着し、入庫待ちになっていました。こちらは8A106Fです。

8A106F@大和西大寺駅

▼まだ投入されてから間もないのでピカピカです。

▼大和西大寺の東側にある引き込み線に入線し、折り返し、京都行普通となります。

▼隣のホームに移ると、京都行普通の8A111Fがホームに入ってきました。

8A111F@大和西大寺駅

▼これに乗車して高の原まで行ってみました。車内はまだ新車の匂いがします。既存の車両と比べると静かです。

▼乗車ドア周辺には、フリースペースの「やさしば」があります。昼間の時間は子供が座っているほか、あまり大人は座っていません。

▼高の原で一度下車したあと、再度ホームへ。今度は京都行普通の8A408が入線していました。優等列車の通過待ちです。

8A408F@高の原駅

▼側面には近鉄の社章、「やさしば」の表示がドア横に付けられています。

▼側面の行き先表示装置には行先と列車種別が漢字、ひらがな、英語で交互に表示されます。

▼中間車両もピカピカで、周りの景色が映りこみます。

▼今日わかったことは、昼間の時間は大和西大寺・京都間の京都線普通での運用が続いており、奈良線での運用はあまりないようです。

▼8A系は4両編成なので、京都線普通での運用が使いやすいようです。

▼朝夕のラッシュ時には、奈良線などの長編成の優等列車として連結される運用があるように思われますが、昼間は4両編成の京都線が会える確率が高いです。(2025.2.26)

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JR西日本

臨時特急「いにしえ」がこの春に京都・奈良間で運転

▼JR西日本の奈良線で、この春に臨時特急「いにしえ」が運行されることになりました。

▼1月17日付けのJR西日本のニュースリリースによると、奈良線で約35年ぶりに臨時特急「いにしえ」が運行されるとのことです。

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/240117_00_press_rinjitokyuInishie.pdf

▼運転日は、4月19日(土)、4月20日(土)、5月17日(土)、5月18日(日)の4日間です。

▼運転ダイヤは、下りが、京都09:41発、宇治09:57着、奈良10:36着、上りが奈良16:14発、宇治16:45発、京都17:03着の1往復です。

▼使用車両は289系3両編成、全席指定席で運転。

289系の元車両683系@新大阪駅

▼利用区間の乗車券のほか、指定席特急料金が全区間とも1,290円必要です。

▼京都・奈良間を「いにしえ」を利用すると、運賃が720円、指定席特急券が1,290円、合計2,010円。所要時間は上りが59分、下りが55分かかります。

▼一方、ライバルの近畿日本鉄道京都線を利用すると、運賃が760円、特急券が520円、合計1,280円。また、所要時間は34分かかります。

近鉄22000系@京都駅

▼観光特急「あをによし」だと、運賃が760円、特急券が520円、特別車両券が210円、合計1,490円。また、所要時間は36分かかります。

特急「あをによし」@近鉄奈良駅

▼近鉄と比較すると、JRの「いにしえ」は完敗です。

▼JR西日本としては、インバウンド観光者など料金をそれほど気にかけない層向けに設定しているのかもしれません。

▼JR奈良線は、路線の途中に単線区間があり、所要時間に難がありましたが、かなり改良工事を実施し、かなり単線区間が減少しており、スピードアップも図られつつあります。

▼新大阪・奈良間でも臨時特急「まほろば」を運行するなど、最近関西圏で都市間の特急を増発しています。

▼さて、JR西日本の積極的な施策は高評価を得ることができるでしょうか。(2025.2.20)

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JR西日本

キハ75形が関西本線へ 関西本線の復活なるか?

▼2月16日(日)に名古屋・伊賀上野間でキハ75形による実証列車が運行されました。

キハ75形@名古屋駅

▼これは関西本線活用化利用促進三重県会議の取組みの一つとして実施されました。

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/250109_00_press_NagoyastationandIgauenojishojikken.pdf

▼利用促進会議は、三重県、亀山市、伊賀市、JR西日本が構成団体で関西本線の活性化促進に向けて取り組みを行っています。

▼今回は、沿線地域外からの観光を目的とした移動の潜在需要を検証する目的で運行されたものです。

▼運転時刻は、下りが名古屋08:51発、伊賀上野10:45着、下りが伊賀上野15:34発、名古屋17:44着で運行されました。

▼使用車両はJR東海のキハ75形の2両編成が使用されました。

▼普通に乗車することはできず、団体臨時列車として、日本旅行のツアー商品の利用交通機関として発売されました。

ツアー案内(日本旅行)

▼運行に合わせて停車駅でのお出迎えやおもてなし、試飲食体験なども行われました。

▼なお、この臨時列車は「忍者の日」の2月22日(土)にも運転が行われます。

▼関西本線は、大阪市のJR難波から名古屋市の名古屋までの路線です。本線とは言う名ではありますが、大阪から名古屋までの直通列車は運転されておらず、加茂から亀山までは単線非電化区間があります。

▼JR難波から加茂まではJR西日本が大和路線として通勤列車を運行。名古屋から亀山まではJR東海が通勤列車を運行しています。

大和路線快速@王寺駅

▼大阪、奈良、三重を経由する関西圏・中京圏の鉄道では、近畿日本鉄道が圧倒的なシェアを持っており、関西本線は忘れられた路線のようにも思われます。

▼沿線周辺では人口減少や車社会の進展などで鉄道の状況は厳しく、そこで、この路線を活性化し利用促進を図るために、三重県の沿線自治体がJR西日本と協議団体を設置しましたが、関西本線の復活となるでしょうか。(2025.2.17)

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