▼今回は、以前に撮影したアーカイブ画像をアップしてみたいと思います。
▼蔵出しした画像は、485系の特急「雷鳥」。2010年2月13日に大阪駅で撮影したものです。

▼特急「雷鳥」は、大阪と北陸方面を結ぶ特急として1964年10月の東海道新幹線開業に伴うダイヤ改正で大阪・富山間で485系による1往復運転を開始したのが始まりです。
▼北陸本線の富山までの電化に伴い、富山県の県の鳥であり、立山連峰に生息する天然記念物の「ライチョウ」にちなんで特急の愛称が名付けられました。
▼1968年10月のダイヤ改正で3往復に、1970年10月のダイヤ改正で5往復に、1972年10月のダイヤ改正で10往復に増発されました。
▼湖西線開業に伴う1975年3月のダイヤ改正で12往復になり、エル特急に指定されました。
▼1978年のダイヤ改正で16往復に増発され、うち4往復が583系での運用となりました。
▼上越新幹線の開業に伴う1982年11月のダイヤ改正で18往復に増便され、1986年11月には19往復に増便されました。
▼JR発足後の1989年3月のダイヤ改正で「ラウンジカー」が連結された「スーパー雷鳥」が4往復運転を開始し、湖西線内及び北陸トンネル上り線の最高速度が130キロに引き上げられ、大阪・金沢間が最速2時間39分で運転されることとなりました。
▼1991年9月の七尾線電化により、「スーパー雷鳥」「雷鳥」が和倉温泉まで乗り入れを開始し、「雷鳥」16往復、「スーパー雷鳥」7往復まで増便されました。
▼1995年4月のダイヤ改正で681系による「スーパー雷鳥(サンダーバード)」が運転を開始し、全区間130キロ運転の実施により、大阪・金沢間を最速2時間29分、大阪・富山間を最速3時間07分に短縮することが可能となりました。
▼1997年3月には「スーパー雷鳥(サンダーバード)」が「サンダーバード」に改称され、「雷鳥」11往復、「スーパー雷鳥」4往復、「サンダーバード」8往復となりました。
▼2001年3月のダイヤ改正で「スーパー雷鳥」が廃止され、683系による「サンダーバードが15往復になりました。
▼2003年9月に485系ボンネット型先頭車の運用が終了し、パノラマグリーン車が復活しました。
▼2009年10月のダイヤ改正で「雷鳥」は6往復になり、基本的にパノラマ型グリーン車を連結した編成となりました。

▼2010年3月のダイヤ改正で「雷鳥」4往復が「サンダーバード」に置き換えられ、「雷鳥」は1往復になり、「サンダーバード」は22往復になりました。

▼蔵出しした485系の「雷鳥」は2010年3月のダイヤ改正直前のもので、翌年の2011年3月のダイヤ改正で485系の「雷鳥」は廃止されました。