近鉄けいはんな線が4月2日にダイヤ変更(大阪メトロ中央線も同時変更)
▼2025年4月2日(水)に近鉄けいはんな線がダイヤを変更します。(これは、近畿日本鉄道がすでに3月14日にプレスリリースしています。)
▼今回の変更では、大阪・関西万博開催中の輸送力の確保を目的として、列車の運転本数、運転時刻、運転区間などを変更するものです。

▼ダイヤ変更の1つは、平日ダイヤと土休日ダイヤの区別をなくし共通ダイヤとなります。
▼2つ目は、運転本数が増加します。
▼ダイヤ変更前から変更後をみてみると、長田・生駒間(平日)で、生駒行159本⇒164本、夢洲行159本⇒165本、生駒・学研奈良登美ヶ丘間(平日)で、生駒行113本⇒111本、夢洲行112本⇒112本、合計543本⇒552本に増加します。
▼平日ダイヤでは、増加率は1.7%となり、それほど増加はないように思えます。
▼長田・生駒間(土休日)で、生駒行144本⇒164本、夢洲行144本⇒165本、生駒・学研奈良登美ヶ丘間(土休日)で、生駒行98本⇒111本、夢洲行98本⇒112本、合計484本⇒552本に増加します。

▼土休日の増加率は、14%となり、かなりの増加となります。
▼当然、相互直通乗り入れをしている大阪メトロ中央線も連動しており、中央線のダイヤも平日と土休日のダイヤは統一されます。
https://subway.osakametro.co.jp/news/news_release/20250314_r4_dia_kaisei.php
▼中央線では、上り(弁天町・朝潮橋間)平日177本・土休日151本⇒376本、下り(朝潮橋・弁天町間)平日181本・土休日155本⇒379本に増加します。

▼平日の増加率は、上りで平日12.4%、土休日49%、下りで平日9.4%、土休日44.5%となり大幅な増加となります。
▼適用期間は2025年4月2日から10月13日までとなっており、けいはんな線も同様になると思われます。
▼大阪・関西万博会場へ直接乗り入れる鉄道は中央線(けいはんな線)しかなく、JR西日本は桜島までで、後はシャトルバスに乗り換えとなり、鉄道への集中はかなりのものとみられます。
▼1970年開催の万博では会場へ直接乗り入れる鉄道が北大阪急行(地下鉄御堂筋線)、阪急千里線の2路線がありましたが、今回は1路線だけなので、鉄道への集中が激しいものとなりそうです。
▼今のところ、盛り上がりに欠ける大阪・関西万博ですが、今後来場者が増加するようになれば、このダイヤ改正でも余裕はないかもしれません。(2025.4.2)
近鉄特急博覧会の実施 万博開催中のプロモーション かなりしんどそう
▼近畿日本鉄道では、2025年4月13日から10月31日まで、近鉄特急のPRのため、「近鉄特急博覧会」を実施すると3月28日に発表しました。
▼それによると、大阪上本町駅及び大阪阿部野橋駅に、観光特急「しまかぜ」「あをによし」「青の交響曲」を留め置き展示し、車内でカフェ営業を行うとのことです。

▼「しまかぜ」は5月20日(火)、6月17日(火)、「あをによし」は4月24日(木)、6月26日(木)、「青の交響曲」は4月30日(水)、5月14日(水)、6月11日(水)に展示されます。
▼開催時間は11時ごろから15時ごろまでで、駅構内に入るために入場券や乗車券が必要ではありますが、車外から自由に写真を撮ることが可能です。

▼同時に展示時間内に、各列車の車内でカフェを営業し、限定メニューを提供するとともに、利用者に利用記念証をもらうことができます。
▼限定メニューは、しまかぜ限定が「しまかぜケーキ 特急カフェver」、あをによし限定が「あをによし くるくるソーダ」、青の交響曲限定が「お芋尽くし 吉野山の和風スイーツ」。
全特急共通として「大和し美し3個セット」「缶バッジミラー」が販売されます。
▼また、大阪上本町、大和西大寺、京都、大和八木、大阪阿部野橋、橿原神宮前、近鉄名古屋、近鉄四日市、宇治山田、賢島の各駅特急窓口などに設置されたカードを集めるラリーを実施し、台紙に貼り付けると、対象となる各駅のファミリーマートで500円以上の買い物をすると賞品をもらえます。
▼3駅達成で、オリジナルポストカード、全10駅達成で、オリジナルキーホルダーがもらえます。
▼イベントの目的は、大阪・関西万博に来場する乗客や特急を利用する機会の少ない乗客を対象に、プロモーションを行うとのことです。
▼全10駅達成の猛者はやはり鉄オタでしょうか。全駅をまわるのはかなり広範囲だし、各駅のファミマで500円ずつ買い物しないといけないのでかなりの出費になります。キーホルダーのためにやるとなると、かなりコスパは悪そうです。(2025.3.31)
京阪本線昼間普通列車の4両化をみてきました。それほど混雑も混乱もありません。
▼京阪電鉄では、3月22日にダイヤ改正を実施しました。今回は「普通」の4両編成化について、実際に乗車して実情をみてきました。
▼今回のダイヤ改正で、昼間時間帯(10時から14時台)の1時間あたりの運転本数が、中之島・萱島間の「普通」で2本から5本に増便となりました。
▼土休日についても平日ダイヤに準じて、昼間時間帯は12分ヘッドで運転されるようになりました。
▼そのかわり、これまでは7両で運転されていた「普通」が4両編成となりました。

▼土曜日の15時台に古川橋まで行ってみました。京橋から「準急」に乗車し、守口で「普通」に乗り換えました。
▼これまでは「準急」も「普通」も7両編成だったので、乗り換えはそのままホームを平行移動すればよかったのですが、今回のダイヤ改正で「普通」は4両になったので、慣れない乗客はちょっと戸惑って、「普通」のある所まで慌てて走っていきます。
▼続いて「普通」に乗り換えて古川橋で下車。これまで7両編成が止まっていたホームは長く感じます。

▼「普通」を待っていた乗客の中には、いまだに7両と思って止まらないところで待っていた、電車が来ると慌てる様子が見られました。

▼ホームには、「普通」が4両編成になった旨のお知らせが貼られてあります。
▼また、ホームの床面には、4両編成の停車位置についての注意書きがありました。
▼土曜日の昼間ということもあり、4両編成になってもそれほど混んではいません。座ろうとすれば座ることは可能です。
▼やはりこれまでの7両編成は長かったのかもしれません。これから沿線の乗客は徐々に慣れていくことでしょう。(2025.3.29)