近鉄新型一般車両8A系に新たなカラーリングと1A系が登場か。
▼約四半世紀ぶりに導入された近鉄の新型一般車両8A系は、2024年10月に奈良線・京都線・橿原線・天理線で運行を開始し、増備が進められています。
▼2024年5月の近鉄のニュースリリースでは、2024年度に奈良線・京都線などに48両、2025年度に奈良線・京都線などに36両が導入予定とされ、大阪線で8両、名古屋線で12両、南大阪線で12両の導入が計画されています。
▼最近では、8A系はかなりの編成を見ることができるようになりました。また、大阪線での試運転の情報も出てきています。
▼ところで、8A系は近鉄伝統の赤色のカラーリングが施されていますが、今回SNS上では、大阪線、名古屋線向けの車両は青色のカラーリングではと噂されています。

▼また、形式についても、1A系になるのではないかとも言われています。線区ごとにカラーリングを変え、形式もそれぞれ線区ごとにふられるのではないかと話題になっています。
▼今のところ、近鉄からは一切これらについてプレスリリースなどはなく、あくまで噂の段階ですが、なかなか興味深い話ではあります。
▼そこで、今回、Chat GPTに青色のカラーリングの新型車両を描いてほしいと指示したところ、青色の新型車両が現れました。紺色だとこうなります。

▼今回は、それをアップしてみました。あくまで、参考までに見てください。
▼なかなかいい出来です。嘘電ということでご容赦ください。(2025.6.10)
「タンゴ・エクスプローラー」号のお別れイベントは実は鉄道会社がやっていなかった。
▼6月1日に京都丹後鉄道の特急車両「タンゴ・エクスプローラー」号のお別れイベントが西舞鶴で開催されました。
https://readyfor.jp/projects/miyazusen100_2024/announcements/375598
▼「タンゴ・エクスプローラー」号は、北近畿タンゴ鉄道が導入した特急型気動車KTR001形の愛称で1990年と1992年に2編成・6両が導入されました。

▼特徴は全席がハイデッカー構造で、展望をよくするため、屋根肩までの曲面窓と天窓があります。また、運転席は低くなっており、客室から前面展望を楽しむことができます。
▼1990年4月から京都駅発着の舞鶴線、北近畿タンゴ鉄道に直通する特急として運用され、1999年10月からは新大阪発着の福知山線経由で北近畿タンゴ鉄道に直通する特急として運用されました。
▼2011年3月のダイヤ改正で、特急「タンゴ・エクスプローラー」号は「こうのとり」に編入されて廃止となり、北近畿タンゴ鉄道内での特急「たんごリレー」号、快速や一部の普通列車として運用されました。
▼2013年3月のダイヤ改正ですべての定期運用を終了し、西舞鶴運転区で留置されていました。

▼後継車両としては、JR東海のキハ85系を譲受され、2024年3月のダイヤ改正から運用されています。
▼このイベントは、京都丹後鉄道応援プロジェクト第一弾として開催されたものです。
▼西舞鶴駅にある西駅交流センター3階ホールで、10時から15時まで開催。鉄道写真家の南正時氏のトークイベントと新刊出版記念サイン会、鉄道アーティストの小倉沙耶さんのトークイベント、車内VR体験、京都丹後鉄道、大井川鐵道、嵯峨野観光鉄道近江鉄道、若桜鉄道の各社によるグッズ販売などが実施されました。
▼6月1日にこのイベントがあるとは聞いていましたが、タンゴ・エクスプローラーの運用にあたってきた京都丹後鉄道のホームページには予告は出ていなかったので、なぜか気になっていました。
▼このイベントの主催は、「未来へ走らせよう『京都丹後鉄道応援プロジェクト』実行委員会」となっており、括弧書きで北近畿タンゴ鉄道株式会社と北近畿鉄道ビジネス株式会社が連名で記載されていました。
共催として、京都丹後鉄道利用促進協議会、舞鶴市公共交通ネットワーク会議、与謝野駅100周年委員会が名を連ね、後援に宮津線100周年記念事業実行委員会が、協力として、やっと、京都丹後鉄道を運営しているWILLER TRAINS株式会社が出てきます。
▼京都丹後鉄道応援プロジェクトとしては、クラウドファンディングとして300万円を集めることとし、2025年2月28日までを目標として、すでに554万円を集めて終了しています。
▼ということで、鉄道会社が前面に出るのではなく、実行委員会が応援する形で、今回のイベントが開催されました。
▼KTR01形はこのイベント終了後残念ながら廃車になるようです。
▼応援プロジェクトとしては今後、どのようなイベントを行うのか、これも気になります。
トワイライトエクスプレス瑞風に琵琶湖を巡る新コースが誕生。
▼クルーズ型観光列車「トワイライトエクスプレス瑞風」に琵琶湖を巡る新コースが誕生すると、JR西日本が5月30日に発表しました。
▼トワイライトエクスプレス瑞風は2025年6月に運行8周年を迎えますが、コースの見直しを行い、2026年春から新たに琵琶湖を一周するコースを付け加えることとなりました。

▼瑞風は京都・下関発着として、山陽・山陰を潜る5つのコースが用意されていますが、そのうち2つのコースについて、琵琶湖周遊コースが加わることとなります。
▼そのうちの1つは、「びわ湖周遊・せとうちコース(下り)」で、京都を出発して湖西線・北陸線経由で琵琶湖を周遊し、長浜市を観光。その後、東海道・山陽本線を経由し、せとうちエリアを巡り、岩国市を観光し下関に到着するコースです。
▼もう1つのコースは、「びわ湖周遊・せとうちコース(上り)」で、下関を出発して防府市を観光。その後、山陽・東海道本線を経由しせとうちエリアを巡り、近江八幡市を観光。その後、東海道・北陸本線・湖西線経由で琵琶湖を周遊し、京都に到着するコースです。
▼下りコースでは、長浜市の「渡岸寺観音堂」で国宝「十一面観音立像」、「赤後寺」で「木造千手観音立像」を見学します。
▼上りコースでは、近江八幡市の滋賀県指定有形文化財の「ヴォーリズ記念館」、国の有形登録文化財の「ハイド記念館」を見学します。
▼上りコースでは、近江八幡の町並みを散策するか、スイーツを堪能できる「ラ・コリーナ近江八幡」を訪問するかを選択できます。

▼今回のコース見直しにより、尾道市、岡山市の立ち寄り観光は終了することとなります。
▼車内で提供される料理について、滋賀県から初選出となる長浜市のイタリアン「ビワコラージュ」が「食の匠」に決まりました。
▼車内を彩る伝統工芸品についても、近江八景「堅田の落雁」で有名な「浮御堂」の古材で作られた「浮御堂波蒔絵香合」、琵琶湖真珠が飾られた卯山窯の陶板、膳所焼の「鮟鱇茶入(あんこうちゃいれ)」、湖東焼の「染付山水絵細水指(そめつけさんすいえほそみずさし)」などが展示されます。
▼運行開始8年を経て、今回は山陽エリアを巡るコースについて、コースの見直しが行われました。
▼琵琶湖を巡るコースは、特に湖西線で見ることができる琵琶湖の美しさが魅力的だと思います。
観光列車でビワイチを体験できるのはなかなか面白い試みではありますね。