JR西日本

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キハ75形が関西本線へ 関西本線の復活なるか?

▼2月16日(日)に名古屋・伊賀上野間でキハ75形による実証列車が運行されました。

キハ75形@名古屋駅

▼これは関西本線活用化利用促進三重県会議の取組みの一つとして実施されました。

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/250109_00_press_NagoyastationandIgauenojishojikken.pdf

▼利用促進会議は、三重県、亀山市、伊賀市、JR西日本が構成団体で関西本線の活性化促進に向けて取り組みを行っています。

▼今回は、沿線地域外からの観光を目的とした移動の潜在需要を検証する目的で運行されたものです。

▼運転時刻は、下りが名古屋08:51発、伊賀上野10:45着、下りが伊賀上野15:34発、名古屋17:44着で運行されました。

▼使用車両はJR東海のキハ75形の2両編成が使用されました。

▼普通に乗車することはできず、団体臨時列車として、日本旅行のツアー商品の利用交通機関として発売されました。

ツアー案内(日本旅行)

▼運行に合わせて停車駅でのお出迎えやおもてなし、試飲食体験なども行われました。

▼なお、この臨時列車は「忍者の日」の2月22日(土)にも運転が行われます。

▼関西本線は、大阪市のJR難波から名古屋市の名古屋までの路線です。本線とは言う名ではありますが、大阪から名古屋までの直通列車は運転されておらず、加茂から亀山までは単線非電化区間があります。

▼JR難波から加茂まではJR西日本が大和路線として通勤列車を運行。名古屋から亀山まではJR東海が通勤列車を運行しています。

大和路線快速@王寺駅

▼大阪、奈良、三重を経由する関西圏・中京圏の鉄道では、近畿日本鉄道が圧倒的なシェアを持っており、関西本線は忘れられた路線のようにも思われます。

▼沿線周辺では人口減少や車社会の進展などで鉄道の状況は厳しく、そこで、この路線を活性化し利用促進を図るために、三重県の沿線自治体がJR西日本と協議団体を設置しましたが、関西本線の復活となるでしょうか。(2025.2.17)

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リバイバル500系のぞみが運行へ

▼山陽新幹線で「リバイバル500系のぞみ」が運行されることになりました。

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/250130_00_press_revival500keiNozomi.pdf

▼2027年に引退することが発表された500系について、tabiwa by WESTERで引退企画アイデアを募ったところ、500系のぞみの復活運行についての回答が多かったそうです。

▼これを受けて、山陽新幹線全線開業50周年記念企画として、「リバイバル500系のぞみ」が運行されることとなりました。

▼運行日は2025年3月9日(日)、運行区間は新神戸から博多間。新神戸を13時04分に発車、博多に15時21分到着の予定です。

▼所要時間はギネス世界記録認定当時(1997年)に新大阪・博多間で運行していた2時間17分で運行します。

▼停車駅は岡山、広島、小倉のみ。後続の「のぞみ」に追い抜かれないダイヤで運転されます。

▼車体側面のLEDに「のぞみ博多」の表示を出し、2号車では500系のぞみ関連写真展を実施します。

▼また、客が乗車する全号車で車内販売を行い、乗車記念グッズも渡されるそうです。

▼なお、通常の予約ではなく、2月2日から「tabiwa トラベル」でツアーとして発売されます。

▼リバイバル500系のぞみは、以前運転されていた16両編成ではなく、現在山陽新幹線内で運転されている8両編成での運転となります。

▼現在の500系は「こだま」での運転なので、全盛時代を復活させる今回の企画は興味を引きますね。

▼それにしても、発売と同時にすぐ売り切れるでしょうね。倍率は高そうです。(2025.2.4)

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特急「まほろば」が来春に定期運行化、リニューアルデビュー

▼JR西日本は、特急「まほろば」の2025年春の定期運行化とリニューアルデビューの決定を12月13日のニュースリリースで発表しました。

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/241213_00_press_mahoroba_unkou.pdf

▼2019年から新大阪から奈良まで、おおさか東線経由で土休日に臨時列車として運行している特急「まほろば」は、2025年3月15日のダイヤ改正で定期運行となります。

特急「まほろば」リニューアル車両

▼また、現在使用している287系に代えて、2025年4月から北陸新幹線の敦賀延伸で余剰となった683系2000番代を改造した車両2編成を投入します。

683系@敦賀駅

▼定期運行に関しては、2025年3月15日以降の土休日に新大阪・奈良間で往復1本ずつ運行します。

▼大阪09:58発、新大阪10:04発、法隆寺10:48着、奈良10:57着の一本と、奈良16:21発、法隆寺16:30発、新大阪17:10着、大阪17:15着の一本です。

▼2025年4月5日に第1編成、同年秋ごろに第2編成が投入されます。

▼車両のリニューアルコンセプトとして、古事記に謳われる奈良を体現する2つの魅力である「安寧」と「悠久」を新生特急に込めました。

▼第1編成は「安寧」、第2編成は「悠久」と名付けられます。「安寧」は金色と蘇芳色のカラーリングで「楽園の陽光感」を表現、座席は蘇芳色、宝相華文様をあしらったものとなります。

第1編成「安寧」

▼「悠久」は墨色と灰渋色のカラーリングで「文化の万世(万葉)への継承」を表現、墨色座席は墨色、宝相華文様をあしらったものとなります。

第2編成「悠久」

▼ロゴマークは唐草文様をモチーフとし、鹿、金魚、大和野菜など奈良らしい要素を組み込んだデザインになっています。

▼デザインは株式会社GKデザイン総研広島が監修、なら歴史芸術文化村の松本耕士氏が協力を行っています。

▼来年は大阪関西万博が開催されるため、その来場客を奈良へも足を延ばしてもらうための手段として定期運行化するとともに、余剰車両の活用も図るという目論見ですが、さて、どのくらいのニーズがあるでしょうか。

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