JR西日本

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超レアになりつつある500系とひかりレールスターを撮る。

▼先日上京する用事があり、行き返りと都内の移動中に撮りテツをしました。

▼朝8時台の「のぞみ」で東京へ向かうため、新大阪駅に。

▼新幹線ホームに上がると、まずは山陽新幹線ホームの20番線に、7時40分発の500系の「こだま」841号博多行が停車していました。

500系@新大阪駅

▼この500系は1997年3月にデビューして、空力上の問題を解決するため、飛行機のようなデザインが人気で、山陽新幹線区間では最高時速300キロで運転されていました。

戦闘機のような運転席(500系)

▼2007年にN700系が登場したことにより、2010年2月には「のぞみ」の定期運用から外れ、9編成のうち8編成が16両から8両編成へ短縮され、山陽新幹線区間での「こだま」運用となりました。

▼2024年以降、N700系を8両編成化し、500系の残存する6編成は2027年までに全廃することとなっています。

▼500系の「こだま」を見送ったあと、25番線ホームには、ひかりレールスターの「こだま」832号が福山から7時47分に新大阪に到着して入庫のため発車待ちをしていました。

ひかりレールスター@新大阪駅

▼このひかりレールスターは、阪神・淡路大震災後、京阪神と北九州との旅客シェアを航空機に取られ、苦戦を強いられていたなかで、2000年3月に700系の「ひかりレールスター」として投入してシェア奪還を目指しました。

▼その後、2011年3月に九州新幹線が全線開通し、新大阪から西鹿児島までの直通列車「さくら」が運行されることにより、ひかりレールスターと置き換わるようになりました。

▼現在、「ひかりレールスター」は上りが新下関6時11分発岡山行の1本のみで、あとは上下とも「こだま」としての運用のみとなっています。

「レールスター」のロゴ(700系)

▼この700系もN700系の8両編成化により、置き換えが進むことになっています。

▼朝の新幹線新大阪駅ホームで、いずれは消え去る運命のレアな車両に出会えることとなりました。(2025.11.12)

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新たなトロッコ列車の車両デザインが決定しました。(嵯峨野観光鉄道)

▼嵯峨野観光鉄道は、新たなトロッコ列車の車両デザイン等について、10月24日に発表しました。

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/251022_00_press_Saganotorocco_newdesign.pdf

▼2025年3月21日に、新たなトロッコ列車を2027年春に導入すると発表していましたが、今回は、牽引車と客車のデザインを発表しました。

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/250321_00_press_NewTorokko2027debut.pdf

▼デザインのコンセプトは、「保津川の渓谷美」と「ノスタルジックな旧山陰線の汽車旅」と「嵯峨野・嵐山の洗練された『ひなび』風情」を掛け合わした世界観を創出するとしています。

▼新牽引車は、JR西日本が導入する新型事業用車の1両で、もう1台は予備機として使用される予定です。

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/251022_00_press_ballastsanpusya_2.pdf

▼この新型事業用車はハイブリッド方式の気動車で、全体では8両が導入予定で、新型バラスト散布車の牽引や車両入替作業などに使用するとしています。

▼一方、客車は1~4号車は一般車、4号車の一部は特別室を設ける予定です。

▼一般車では、景色が主役として映えるよう柱や窓枠を黒で仕上げ、保津峡の景色への没入感を高めるデザインとしています。

▼また、特別室は縁台型の座席に座りながら景色を楽しむことができるように検討中です。

▼デザイン監修は、京阪3000系、JR西日本227系や叡山電鉄700系「ひえい」をデザインした株式会社GKデザイン総研広島が担当します。

▼営業開始は、2027年春の予定で、現在運行している車両は2026年の営業をもって引退の予定です。

▼現在のトロッコ列車は1991年の営業開始以来運用されてきてかなり老朽化しているので、今回の新型車両の導入でより観光客の呼び込みを増やせることが期待されそうです。(2025.1024)

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特急「まほろば」(安寧・悠久)、観光列車「はなあかり」が2025年度グッドデザイン賞を受賞

▼JR西日本は、特急「まほろば」と観光特急「はなあかり」が2025年度グッドデザイン賞を受賞したと10月15日のニュースリリースで発表しました。

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/251015_00_press_2025GOODDESIGN_Mahoroba_1.pdf

▼特急「まほろば」は、大阪・奈良間をおおさか東線経由で運行する特急列車で、2025年4月から683系を改造した「安寧」が運行を開始し、同年10月から「悠久」が運行を開始する予定。

特急「まほろば」@新大阪駅

▼審査員の評価コメントとしては、デザインプロセスにおいて奈良の魅力を発見し、鉄道というメディアに載せて発信していくプロジェクトとして高く評価し、地域と専門家を巻き込んだ調査プロセス、悠久と安寧というネーミング、デザインされた動物や植物のイラスト・パターンなどが奈良という土地が世界へ発信するイメージとメッセージを発することに成功しているとしています。

▼また、ヘッドマーク、プリントレイアウト、車両のカラーリング、座席がデザインのコンセプト、ナラティブの強さによって、リユースの車両を全く新しい価値に生まれ変わらせた事例としても高く評価しています。

▼一方、観光列車「はなあかり」は、キハ189系特急型気動車を改造して「華」を基軸に全席グリーン車、スーペリアグリーン車からなる観光列車として2024年10月にデビューしました。

▼審査員の評価コメントとしては、高級ホテルのラウンジのような照明、インテリアのクオリティが誰もが満足感を得られると評価。

▼鉄道がメディアとして、また地域の動く観光資源として機能しており、列車の空間や食事、名産を楽しむような体験のデザインによりミュージアムの機能も果たしているとして高い評価しています。(2025.10.16)

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