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JR嵯峨野線の秋の混雑緩和策及び特急列車の嵯峨野嵐山駅臨時停車

▼JR西日本のニュースリリースによると、この秋の紅葉シーズンに混雑が予想される嵯峨野線で、両数を増やす列車、特急の嵯峨野嵐山駅への停車を発表しました。

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/240925_00_press_Saganolineautumnrinji.pdf

▼インバウンド客の増加により、コロナ禍以降非常に混雑が発生している嵯峨野線ですが、2024年3月16日のダイヤ改正で、昼間時間帯の京都・嵯峨野嵐山間で普通列車を増発したり、両数を増結したりしています。

嵯峨野線ホーム@京都

▼しかし、これからの紅葉シーズンには、もっと乗客数が増加することが予想されるため、JR西日本では10月5日から12月8日の間、平日で42本の列車が両数を増やすほか、土休日は臨時列車を10本、増結列車を46本にするとのことです。

▼両数を増やす列車は、4、6両編成を6両、8両に増結するそうです。

▼また、この期間、特急「きのさき・はしだて・まいづる」の一部列車(7本)が嵯峨野嵐山駅に臨時停車します。

きのさき・まいづる号@京都駅

▼嵯峨野嵐山方面行きは、きのさき3号、同5号、はしだて・まいづる3号の3本、京都方面行きは、きのさき16号、同18号、はしだて4号・まいづる10号、同6号・12号の4本が嵯峨野嵐山に臨時停車します。

トロッコ嵯峨駅

▼あわせて、近畿エリアの特急の普通車指定席が利用できる「J-WESTチケットレス」が600円で乗車できます。ただし、乗車券が別途必要で、予約は乗車前日及び当日のみ可能で、席数限定です。

▼こうした対策で、秋の行楽シーズンにどれだけ効果を発揮するのか、動向が注目されます。

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500系新幹線の営業運転終了

▼500系新幹線の営業運転が2027年を目途に終了することが発表されました。

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/240724_02_press_SanyoShinkansenN700Saddition500closing_2.pdf

▼2024年7月24日のJR西日本のニュースリリースで明らかになったもので、N700Sの導入に伴い、N700系を8両編成に改造する代わりに、500系が引退することとなったものです。

▼500系は1997年3月22日のダイヤ改正で営業運転を開始、当時の国内最高速度300km/hでの営業運転をおこない、新大阪・博多間を最速2時間17分で結びました。

500系@京都鉄道博物館

▼高速で走行することで、トンネルで衝撃波が発生し騒音の発生を防止するため、先頭車両のノーズが異様に長いデザインが特徴的でした。

▼非常に印象的なデザインにより、1998年には鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞したほか、1996年にはグッドデザイン商品選定の商品デザイン部門での選定を受けました。

▼空力上の問題を解決するため、ノーズを長くしたため、先頭車両の座席数は減らし、車体の断面も小さくしたため、客室も狭くなりました。

断面の曲線が特徴的@博多駅

▼先頭車両の長いノーズのため座席数が他の新幹線車両とは異なり、他の編成への振り分けが難しく、また断面が丸く車内の狭さが乗客の不評を買いました。

▼そのため、2007年にN700系が営業運転を開始し、500系は2010年2月には「のぞみ」の定期運用から外れました。

▼余剰となった車両のうち、8編成が、2008年から2010年にかけて16両から8両に編成替えとあわせて、内装の改造を受けました。

▼8両編成になった500系は、最高運転速度を285km/hに落とし、山陽新幹線の区間で「こだま」として運用されることとなりました。

▼8両編成になってから、イベント列車として、2013年4月には「カンセンジャーラッピング新幹線」、2014年7月には「プラレールカー」、2015年11月には「500 TPYPE EVA」、2018年6月には「ハローキティー新幹線」として運行を開始しました。

500 TPYPE EVA@小倉駅

▼画期的なデザインと速さで一世を風靡した500系新幹線はあとしばらくで、姿を消すこととなります。

▼営業運転終了までには、各種のエベントが企画されているようですが、寂しいですね。

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湖西線開通50周年記念入場券発売

▼2024年7月20日に湖西線が開通して50周年を迎えました。

▼これを記念して、JR西日本では記念入場券を発売することとなりました。

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/240718_02_press_Koseiline50thticket.pdf

湖西線開通50周年記念入場券台紙

▼発売期間は2024年7月22日11時から11月30日23時59分まで

▼有効期限は2025年7月20日まで、1回限り有効

▼入場券は19駅の硬券と記念台紙をセットで販売。19駅は次のとおり。

大津京、唐崎、比叡山坂本、おごと温泉、堅田、小野、和邇、蓬莱、志賀、比良、
近江舞子、北小松、近江高島、安曇川、新旭、近江今津、近江中庄、マキノ、永原

▼価格は3,000円で、2,000セットの限定販売で、先着順売りきれ次第発売終了

▼発売は駅でなく、JR西日本公式産直オンラインショップ(DISCOVERY WEST mall)のみです。

▼7月20日には、記念列車「びわこおおつ 紫式部とれいん」が京都・敦賀・大津京間で、225系100番代L10 編成で運転されました。

▼滋賀県出身の歌手の西川貴教さんが近江今津駅の一日駅長に就任し、記念列車に発車合図を送りました。

▼湖西線は、北陸方面へ向かうのに、琵琶湖線(東海道本線・北陸本線)経由よりショートカットできるということで建設されました。

大雪の近江今津駅

▼かつては、関西から北陸方面へ向かう特急列車「サンダーバード」や寝台特急「トワイライトエクスプレス」「日本海」などが湖西線を走っていました。

トワイライトエクスプレス@大阪駅

▼寝台特急列車は姿を消し、北陸新幹線が敦賀まで開通したので、「サンダーバード」が敦賀まで運転されるだけになっています。

特急サンダーバード@敦賀駅

▼北陸新幹線が敦賀から先に延びるとして、そのルートについてはいろいろ議論がなされており、湖西線は新幹線の平行在来線としてJR西日本の手を離れ、第3セクターに経営を譲渡されることになることが検討されていますが、地元は反対しているなど、まだまだ騒がしい状態が続きます。

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