JR西日本

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パンダは帰国するが「パンダくろしお」は残る。

▼2025年6月28日に白浜にある「アドベンチャーワールド」の4頭のパンダは中国へ帰国することになりました。

▼地元の白浜町などでは、観光に対する影響などが懸念され、騒ぎになっています。

▼JR西日本では、新大阪などから白浜方面への特急「くろしお」の一部編成について、パンダのラッピングを施した「パンダくろしお」を3編成運行しています。

パンダくろしお「Smile アドベンチャートレイン」@新大阪駅

▼第1編成・第2編成の「Smileアドベンチャートレイン」と第3編成の「サステイナブルSmileトレイン」の2種類があります。

▼この度のパンダの中国への帰国に際して、「パンダくろしお」もなくなるのではないかと噂になっていましたが、JR西日本は、6月26日に、 運行継続について発表しました。

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/250626_00_press_PandaKuroshio_keizoku.pdf

▼ラッピングとしては、特に前面のデザインが面白いので残してもいいのではないかと思っていましたが、運行継続の要望が多かったようで今回の決定になったようです。

「はるか」と並ぶ「パンダくろしお」@新大阪駅

▼JR西日本としては、まだパンダがいるという誤解を与えないように順次適切な対応を講じていくということですが、いったいどういう対策なのでしょうか。気になる所です。(2025.6.27)

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JR西日本

「WESTERポイント全線フリーきっぷ」が発売になりましたが、ポイントが必要で購入は非常にハードルが高い。

▼JR西日本は、「WESTERポイント全線フリーきっぷ」のこの夏に発売すると発表しました。

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/250626_00_press_westerpoint_kippu_1.pdf

▼全線フリーきっぷでは、JR西日本全線、智頭急行線の普通列車が乗り放題で、新幹線、特急列車の普通車自由席も乗り放題。普通車指定席の利用も6回まで可能となっています。

▼ただし、サンライズ出雲・瀬戸、トワイライトエクスプレス瑞風、WEST EXPRESS銀河は利用できないようです。

▼全部ポイントを使う場合は、2日間用と3日間用があり、利用期間は2025年7月16日から8月31日までで、ただし、8月8日から17日までの間の利用開始分は購入ができません。

▼2日間用が大人10,000ポイント、こども5,000ポイント、3日間用が大人15,000ポイント、こども7,500円ポイントが必要となります。

▼一部ポイントを使う場合は、1日間のみで大人500ポイント+16,000円、こども500ポイント+8,000円が必要となります。

▼WESTERポイントとは、JR西日本グループ共通ポイントサービスで、インターネット列車予約による鉄道の利用、駅ビル・駅ナカなどの店舗・ホテルなどの施設利用、tabiwa・日本旅行などの旅行商品の購入、レンタカー・高速バスの利用、クレジットカード・ICOCAの利用などでポイントを貯め、貯まったポイントでいろいろ使えるサービスのことです。
▼ポイントの付与率は、それぞれの利用で異なり、例えばインターネット列車予約では0.5%から1.5%程度、店舗・施設の利用、旅行商品の購入、レンタカー・高速バスの利用では税込110円=1ポイントなどとなっています。

▼J-WESTカードの利用では税込1,000円=5ポイント、J-WESTゴールドカードの利用では税込1,000円=10ポイントが付与されます。

▼ICOCAの利用は複雑で、時間帯指定ポイントや利用回数ポイントがあって、時間帯指定ポイントは1か月間の適用区間ごとに4回目以降の利用1回ごとに運賃の10%、利用回数ポイントは1か月間の同一運賃区間の11回目以降の利用1回ごとに運賃の10%のポイントが付与されます。

▼これでわかったことは、今回の全線フリーきっぷをポイントで購入するためには、それまでにJR西日本グループでのさまざまな消費が必要で、生活のあらゆる場面でグループ各社のサービスを利用する必要があるということです。

▼10,000ポイント、15,000ポイントを貯めようとすると、いったいどれだけの利用が必要なのか。ちょっとクラクラします。500ポイントですら、かなりの利用が必要でしょう。

▼JR西日本グループの顧客の囲い込み戦略は非常にえげつないものであり、一体だれがこの乗り放題きっぷを購入するのでしょうか。1日間のフリーきっぷでは500ポイントとなり、以前のフリーきっぷと比べて必要ポイントを緩和していますが、それでもかなりの利用金額によるポイント付与が必要になります。

▼コロナ禍前までは、正月などに全線乗り放題きっぷが発売になり、ポイントなど不要でだれでも購入ができました。あの時代が懐かしいです。(2025.6.27)

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JR東日本, JR西日本

JR東日本の新たな夜行特急列車って、WEST EXPRESS 銀河のパクリ!?

▼JR東日本が新たな夜行特急列車を導入すると、6月11日に発表しました。

https://www.jreast.co.jp/press/2025/20250610_ho03.pdf

▼その概要は、「移動を楽しく、快適・便利に」の実現に向け、乗ること自体も目的となるような新たな夜行特急列車を2027年春に導入するとのこと。

▼そのため、E657系特急型車両1編成を全席グリーン車個室タイプの座席に改造します。

▼夜行列車による非日常の旅体験を通じ、鉄道旅のワクワク感を想起させるとともに、運行を通じてJR東日本エリアの豊かな自然や文化を国内外に発信し、観光の活性化を目指すとしています。

▼改造する車両のエクステリヤデザインは青を基調としており、かつてのブルートレインの記憶を受け継ぐ明るい青の「メモリアルブルー」を1号車側に、濃紺の「ミッドナイトホライズン」を10号車側に配しています。

▼車両編成としては、1号車・10号車がブレミアムグリーン、2・3・4・6・7・8・9号車がグリーン、5号車がラウンジ・販売スペースとしています。

▼インテリアデザインは、プライベートスペースを確保するため、全席グリーン車指定席の個室とし、両端の先頭車両は1人・2人用のプレミアムグリーン個室を設置します。

▼グリーン個室は1人・2人用のほか、4人用も用意されます。プレミアムグリーンもグリーンも、座席からフルフラットのベッドスタイルに変更することができます。

▼オープンスペースとしてラウンジを設置し、販売スペースも併設することとしています。

▼ここまで読んでみて、ピンときた方は多いのではないでしょうか。そう、この列車のコンセプトってJR西日本のWEST EXPRESS 銀河とそっくりではないかと。

WEST EXPRESS 銀河@京都鉄道博物館

▼JR西日本が117系を改造、JR東日本の新型特急はE657系を改造するところは、既存の車両を再利用するところが酷似しています。

▼クルージング型の特急列車としては、JR西日本にはTWILIGHT EXPRESS 瑞風があり、JR東日本にはTRAIN SUITE 四季島がありますが、それよりはカジュアルに乗車できる列車として、WEST EXPRESS 銀河と今回の新型特急はそっくりです。

▼銀河には、普通席、グリーン個室、ノビノビ座席、コンパートメントシート、女性席など多様なニーズに応えようとしていますが、JR東日本の新型特急は、プレミアムグリーンとグリーンの2種類、1人、2人、4人の3種類しか選択肢がありません。ここは、両者の異なる所でしょうか。

WEST EXPRESS銀河(普通座席)

▼運行エリアも、銀河が関西圏からJR西日本エリアの各地へ運行されており、JR東日本の新型特急も首都圏から北東北エリアへの運行を予定しており、この点も似ています。

▼運行エリア、ダイヤ、利用料金、列車愛称などは未定で、今後の発表を待たないといけません。

▼JR西日本のWEST EXPRESS銀河に遅れ8年、やっとJR東日本でもカジュアルに乗れる夜行特急列車が誕生することとなりました。(2025.6.11)

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