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生成AIに阪神赤胴車のカラーリングをつくらせてみました。

▼阪神の優等列車は、長らくベージュの上部とバーミリオンの下部のカラーリングで、赤胴車と呼ばれてきましたが、阪神・淡路大震災後の新型車両の導入に伴い、オレンジの上部とホワイトの下部からなるツートンに変更されました。

▼しかし、2025年から再びもとの赤胴車のカラーリングに戻ることとなりました。そこで、今回、変更後のツートンカラーの8000系を使って生成AIに赤胴車のカラーリングを作らせてみました。

▼まずは、Chat GTP に「この電車のツートンの上部をベージュに、下部をバーミリオンにしてほしい」と指示しました。

▼そうすると、このような画像ができあがりました。まずまずの仕上がりです。

赤胴車に変更 by Chat GTP

▼ちなみに画像は下記とおりです。

元の画像

▼次に、Google Gemini に、同様の指示をしてみました。その結果は次のようになりました。カラーリングがグリーンになっており、全然指示どおりになっていません。

なぜかグリーンとホワイトのツートン by Google Gemini

▼ちなみに画像は下記とおりです。

元の画像

▼続いて、copilot に同じ画像で同様の指示をしてみました。そうすると、前面の窓とつながる行先表示や種別表示がおかしいし、前照灯の位置が全く違ってしまいました。

なんだか別物になってしまった8000系 by Copilot

▼今回の検証では、無料のバージョンでの生成AIを使用して比較しました。また、指示内容はそれほど詳細ではありません。しかし、それぞれの生成AIではこのような違いが出てしまいました。

▼今回一番満足度が高いものは、Chat GTP だけでした。ほかのAIはちょっと今の段階では使い物になりません。不満足な出来に対して追加の指示をしてみましたが、やはり満足のいくものはできませんでした。

▼ということで、今のところ、鉄道車両のカラーリングの変更に使えるのはChat  GTP だということがわかりました。(2025.6.22)

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阪神優等列車の「赤胴車」の復活のわけ

▼阪神の赤胴車は特急や急行などの優等列車用の車両のカラーリングです。1958年の3301形・3501形で初めてクリーム色とバーミリオンのツートンカラーが採用されました。

▼当時のテレビドラマの赤胴鈴之助にちなんで「赤胴車」と呼ばれるようになりました。以来1995年に製造された8000系まで採用されてきました。

2014年当時の赤胴車@淀川駅

▼ところが1995年1月に発災した阪神・淡路大震災で阪神の車両は多くが被災し、1996年に新たに製造された9000系はステンレス車体を採用し、赤帯を採用して、赤胴車の伝統は途絶えました。

▼その後、9000系は2009年の近鉄奈良線との直通乗り入れで、カラーリングを1000系と同様にオレンジの帯に変えられました。

オレンジ帯の9000系@野田駅

▼2001年に導入された9300系は8000系と同様のツートンになりましたが、カラーリングは上下が逆となり、下部がシルキーベージュ、上部がプレストオレンジに変更されました。

カラーリング変更後の8000系@淀川駅

▼このカラーリングについて、2017年の阪急阪神ホールディングスの株主総会で、株主から車体のオレンジが阪神タイガースのライバル読売ジャイアンツのカラーを連想されると指摘され、変更するように要望が出ました。

▼さすが、虎キチが多い地元だけあって、株主総会で車両のカラーリングについて、ライバル球団のカラーを連想させるとの指摘が出るところはすごいです。

▼しかし、その時には会社側はカラーリングについての意見はこれまでもあったが変更はしないと回答していました。

▼8000系のリニューアルなどにより2015年5月までに赤胴車はなくなり、唯一武庫川線で4編成が残っていましたが、老朽化やバリアフリー化のために、2020年に5500系に置き換えられました。

7890形赤胴車@武庫川駅

▼ところが、創業120周年記念施策の一環として、2025年5月から8215編成を皮切りに8000系全編成(19編成)を3、4年かけて赤胴車に戻すと発表が行われました。

https://www.hanshin.co.jp/press/docs/20250310-toshikotsu-singatasyaryo2.pdf

▼また、2027年春に座席指定サービスにも対応した新型急行車両3000系を導入することを合わせて発表し、車体のカラーリングも赤胴車を引き継ぐ「リ・バーミリオン」とすることとなりました。

▼紆余曲折はありましたが、やはり阪神の優等列車のカラーリングは赤胴車が似合うということで、元の鞘に戻りました。(2025.6.17)

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阪神電鉄に新型急行用車両3000系が2027年春に導入 座席指定サービスも開始

▼阪神電鉄は、2025年4月12日に開業120周年を迎えるにあたり、2027年春に新型急行用車両3000系を導入するととともに、座席指定サービスを開始することを決めたそうです。

https://www.hanshin.co.jp/press/docs/20250310-toshikotsu-singatasyaryo2.pdf

▼新型車両のエクステリアカラーは、赤胴車のイメージを受け継ぐ「RE Vermilion」を採用し、既存の急行用車両についても順次統一していくとのことです。

▼また、阪神初となる座席指定サービスを提供する車両を6両編成のうち1両に導入します。

▼さらに、電気式戸閉装置、インバータ式空調装置を阪神で初めて採用するほか、同期リラクタンスモーターシステム(SynTACS)を駆動システムに採用して、消費電力を既存の8000系と比べ約60%削減します。

▼車両コンセプトとして、たいせつをギュっと=「掛ける」、急行用車両としての疾走感=「駆ける」、将来に向かっての更なる飛躍=「翔ける」、人と人、人と社会の架け橋=「架ける」の4つの“かける”をデザイン・設計に反映することで、顧客志向(阪神らしさ)を実現するとしています。

▼グループ会社の阪急でもすでに導入されている座席指定サービスを、6両編成の1両に阪神初として導入しますが、詳細はまた後日発表となるそうです。

▼車両のエクステリアカラーとして、これまでの急行用車両「赤胴車」で採用されていたバーミリオンのイメージを受け継ぎながら、明るい未来を“かける”車両にふさわしいカラーとして、「Re Vermilion」を採用します。

▼8000系や9300系では、現在オレンジとベージュのツートンとなっていますが、このカラーリングがライバル球団の読売ジャイアンツを想起させるとして、阪急阪神ホールディングの株主総会でカラーリングの変更を求める要望があがっていたこともあって、既存の急行用車両のカラーリングの変更も実施することになったようです。

8000系@阪神野田駅

▼そこで、2025年5月下旬に8215編成で実施するのを皮切りに、8000系・全19編成を対象に3、4年かけて順次デザイン変更が実施されることになりました。(2025.3.10)

8000系@福島-阪神野田間

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