▼東海道新幹線が2024年10月1日で、開業60周年を迎えました。

東海道新幹線出発式@東京駅(朝日新聞デジタル)

▼この日東京駅の19番線ホームで、午前6時の始発列車「のぞみ1号」博多行きの出発に合わせて、出発式が行われました。

開業60周年出発式@東京駅(読売オンライン)

▼一方、新大阪駅では、午前6時発の「のぞみ200号」東京行きの出発に合わせて、出発式が行われました。

開業60周年出発式@新大阪駅(産経新聞)

▼開業時の1964年から1999年まで運転された0系の営業最高速度は時速210キロ(1986年11月から220キロ)でした。

0系@リニア・鉄道館

▼1985年に登場した一部2階建ての100系の営業最高速度も時速220キロでした。

▼1992年に300系が登場し、営業最高速度は270キロに引き上げられました。

300系@リニア・鉄道館

▼1997年に登場した500系、1999年に登場した700系、2007年に登場したN700系も営業最高速度は270キロでした。

▼2013年に登場したN700Aは営業最高速度が285キロに引き上げられました。

N700A@米原駅

▼2020年に登場した最新鋭のN700Sも営業最高速度は285キロです。

▼開業当時、超特急「ひかり」は東京・新大阪間で4時間、特急「こだま」が5時間かかっていました。

▼1965年11月1日から東京・新大阪間の「ひかり」が3時間10分、「こだま」が4時間となりました。

▼開業当時の駅は、東京、新横浜、小田原、熱海、静岡、浜松、豊橋、名古屋、岐阜羽島、米原、京都、新大阪でした。

▼その後、1969年4月に三島駅、1988年3月に新富士、掛川、三河安城駅、2003年10月に品川駅が開業しました。

▼開業当初は「ひかり」「こだま」とも12両編成でしたが、1970年2月にすべての「ひかり」が16両編成に、1973年7月にすべての「こだま」が16両編成になり、途中12両編成になったこともありましたが、1991年3月に再度16両編成化しました。

▼JR東海では、東海道新幹線開業60周年を迎えるにあたって、開業60周年記念ロゴを「大ピンチずかん」などで知られる絵本作家の鈴木のりたけ氏に作成を依頼しています。

▼また、JR東海では、東海道新幹線開業60周年特設サイトを開設しています。

▼特設サイトでは、各種キャンペーン、鈴木のりたけ氏へのインタビュー、記念グッズ販売などが掲載されています。

▼また。「会いにいこう」キャンペーンの新CM”60年分の会いにいこう“篇が公開されました。

▼テレビCMは120秒のもの、30秒のものが首都圏、静岡、名古屋、関西の各地区で放送されます。CMの出演者は女優の吉高由里子さん、岩崎太整氏の作曲した曲、JR東海音楽クラブの演奏で開業から60年の画像がちりばめられた内容です。

▼60年前に始まった日本の新幹線は、その後、どんどん進化し、山陽新幹線、東北新幹線、上越新幹線、山形新幹線、秋田新幹線、北陸新幹線、九州新幹線、北海道新幹線と路線が拡大していき、車両やその他の技術の進化もめまぐるしいものとなっています。

▼新幹線の誕生により、高速鉄道の優位性が証明され、世界の鉄道にも影響を与えました。

TGV@パリ・リヨン駅(Wekipedia)

▼なにわともあれ、開業60周年おめでとうございます。

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「東海道新幹線開業60周年おめでとう!」への1件のフィードバック

  1. 大きな事故もなく60周年を迎えられたのは
    よろこばしい限りです。
    とはいえ、近年では、
    台車枠の亀裂を放置したまま走行したり、
    他社では走行中に連結器を開放したりと、
    大事故につながりかねない事故が散見されます。
    60周年を機に、より一層の安全運行に
    努めていただきたいところです。

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