▼東海道本線の311系がいよいよ2025年6月末をもって引退すると,JR東海が発表しました。

https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000044288.pdf

▼311系は、1989年7月にJR東海線区で新快速、快速用にデビューし、4両編成15本(60両)が製造されました。

311系@名古屋駅

▼車体は軽量ステンレス鋼を採用、先頭部のみ繊維強化プラスティック(FRP)製を採用し、大型の曲面ガラスを使用しています。

▼最高速度及び設計最高速度は120km/Hで、円錐積層ゴム式ボルスタレス台車を採用、制御方式は直並列組合せ抵抗制御界磁添加励磁制御方式で、制動装置は回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキになっています。

▼311系は211系、213系と同様、315系の投入により置き換えられる予定で、311系はすでに廃車された編成が発生しています。

▼今回、JR東海では、311系の引退にあたり、5月30日から6月30日まで、311系4両編成の2本に社員がデザインしたヘッドマークを列車の前後に掲出するほか、デビュー当時のJR ロゴの復刻を先頭及び最後部車両の側面に装飾します。

▼また、伊吹山の麓、雪や桜など四季折々の景色、普段の名古屋駅などの走行風景、乗客からのメッセージを添える形で車内吊りポスターを制作・掲出します。

▼さらに、7月12日(土)には、廃車回送ツアーを開催します。コースは、名古屋駅から大垣車両区に入区。稲沢貨物線を走行して、かつてのカートレイン名古屋の発着番線で現在は熱田駅下り3番線に停車し、イベントを実施します。

▼この後廃車車両留置場所に向かい気笛を鳴らしパンタグラフを下げます。廃車留置場所からは別の回送列車で浜松駅に向かうという行程です。

▼当日は社員が手作りした311系デザインの電車カードを配布する予定となっています。

▼JRになってからの新造車両で新快速として颯爽と走っていた311系がついに引退するとは、なかなか感慨深いものがありますね。(2025.5.12)

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