▼2025年3月10日、山陽新幹線が全線開業して50周年を迎えました。

ひかりレールスターとN700系@新大阪

▼山陽新幹線は1972年3月15日に新大阪・岡山間で開業し、1975年3月10日に博多まで延長、全線開業しました。これまでに約30憶人が利用してきました。

▼新大阪から博多まで553.7キロ、駅数は19、住宅密集化により用地取得が困難だったことや、スピード化を図るためカーブを緩やかにしたので、東海道新幹線よりトンネルの数が多く、142本もあります。全路線の約50%がトンネルとなっています。

▼大阪・博多間は在来線で7時間以上かかっていましたが、山陽新幹線開業時の1975年3月の新大阪・博多間の所要時間は0系「ひかり」で3時間44分(最高速度210km/h)、1985年3月には0系「ひかり」で3時間16分になりました。

▼1989年3月に100系の「グランドひかり」が運転を開始し、所要時間が2時間49分(最高速度230km/h)にスピードアップされました。

グランドひかり@京都鉄道博物館

▼1993年3月に300系「のぞみ」が運転を開始し、所要時間は2時間32分(最高速度270㎞/h)になり、1997年3月には500系「のぞみ」が運転を開始し、所要時間は2時間17分(最高速度300km/h)となりました。

500系@小倉駅

▼2003年10月、「のぞみ」が新神戸に停車することとなり、所要時間は2時間21分と少し延びました。

▼2017年3月にはN700系での運転で、所要時間は2時間21分で落ち着きました。

▼さかのぼり2011年3月に九州新幹線が全線開業し、山陽新幹線と直通運転を開始しました。

九州新幹線直通N700系@新大阪

▼全線開業以来、0系、100系、300系、500系、700系、N700系、N700系の車両が運用されてきました。

▼100系では2階建て車両を連結した「グランドひかり」が運転されました。

▼JR西日本が開発した500系の登場で、最高速度が300km/hとなり、新大阪・博多間の所要時間が最速となりました。

▼700系では、山陽新幹線内のみで運転される8両編成の「ひかりレールスター」が製造され、塗装もグレーの地とダークグレーとサニーイエローの帯の独自のものとなっています。

ひかりレールスター@新大阪

▼3月10日には、博多、新山口、広島、岡山、新大阪の各駅で記念の出発式が行われました。

記念出発式@博多駅(TBS NEWS DIG)

▼JR西日本では、全線開業を記念して様々なキャンペーンやイベントを企画しており、記念グッズの販売、ツアー募集なども展開しています。

▼3月9日には、「リバイバル500系のぞみ」が新神戸・博多間で運転されました。

▼2024年10月に東海道新幹線が開業60周年を迎え、2025年3月に山陽新幹線が全線開業50周年を迎え、世界に誇る日本の新幹線は半世紀以上の歴史を紡いできました。

▼リニア新幹線の建設が進められていますが、これからも新幹線は重要な交通機関であることは変わらないので、どのように進化していくのか見守っていきたいですね。(2025.3.12)

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