ドクターイエローの引退
▼JR東海、JR西日本は、6月13日、それぞれのドクターイエローの引退を発表しました。
【JR東海】https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000043619.pdf
【JR西日本】https://www.westjr.co.jp/press/article/items/230613_00_press_dryellow.pdf
▼JR東海のドクターイエローは、正式名称を新幹線電気軌道総合試験車923形0番代(T4編成)といいます。
▼2001年9月からから東海道・山陽新幹線の検測走行を行ってきましたが、2025年1月をもって引退することとなりました。
▼約10日に一度、実際の営業路線を走行しながら、電気設備や軌道設備などの状態をチェックしています。
▼ドクターイエローの後継車は、2027年からN700Sに導入される営業車検測機能により代替されるので、ドクターイエローとしての後継車はないようです。
▼一方、JR西日本のドクターイエローはT5編成といい、2005年に製造され、JR東海のT4編成と交互に東海道・山陽新幹線の検測走行を行ってきました。
▼今後は、JR東海のN700Sが保有する営業用車両に搭載された検測機器により検測を行こととなります。
▼引退の理由としては、すでに製造されてから約20年が経過し老朽化が進んでいるためとしています。
▼時刻表にも掲載されていないので、出会うことは難しく、頻繁に走行していないため出会えたらラッキーということで、根強い人気がありますが、今後は黄色い車体での検測車はなくなるようで、ドクターイエローとしては姿を消すことになりそうです。