▼近畿日本鉄道は、1月19日に3月14日からのダイヤ改正について発表しました。
▼主な変更内容は次のとおりです。
① 大阪線に、従来の急行停車駅に加え、近鉄八尾、河内山本、高安に停車する区間急行を新設し、昼間時間帯を中心に運転
② 朝夕時間帯に一部の特急列車が五位堂に停車
③ 朝ラッシュ時間帯に天理発大阪難波行特急を新設し、近鉄郡山駅に停車
④ 大阪難波・京都~近鉄奈良間の特急を増発
▼まず、大阪線では、区間急行を新設し、昼間時間帯のダイヤパターンを見直して、河内国分及び大和八木で区間急行と普通が連絡するダイヤに変更することになります。

▼この区間急行は従来の急行停車駅に加えて、近鉄八尾、河内山本、高安が新たに停車駅になります。
▼平日の11時台から14時台まで、区間急行は榛原行きが2本、名張行きがおおむね2本となります。また、同時間台で普通は大和朝倉行きがおおむね4本となります。
▼現在のダイヤでは、同じ時間帯で、急行3本(青山町行き、伊勢中川行き、名張行きが各1本)、区間準急が3本(すべて大和朝倉行き)、普通が5本(すべて高安行き)となっており、急行がなくなり、区間急行に統一され、本数も3本に減便となり、普通は1本の減便となります。

▼この時間帯に伊勢中川行き及び五十鈴川行きの急行がなくなるので、名張での乗り換えなしで直接名張以遠に行くには、特急に乗車するしかなさそうです。
▼近鉄八尾、河内山本、高安で乗り降りする乗客はダイヤに合わせ利用すれば、急行並みに停車するこの区間急行に乗ることで、大阪市内へは早く到着することができるようになります。
▼逆に、高安までの普通の停車駅だった乗客にとっては、これまで5本あった普通が4本になってしまいます。
※太字は、ご指摘により修正しております。
▼次に特急の五位堂停車については、朝夕時間帯に、平日で大阪方面では7本、名張方面では10本が新たに停車となります。土休日で大阪方面では8本、名張方面では9本があらたに停車となります。
▼五位堂は周辺に大きな住宅地があるので、乗降客が多く、朝夕には快速急行、急行、区間準急、普通が停車するのに加えて、特急が停車するので、ゆっくり座って乗車したい乗客を特急に誘導する施策になります。

▼朝ラッシュ時に、天理発の特急が新設することについては、大阪難波行特急が1本設定され、大和郡山に停車となります。この新設はどのくらい効果があるのかわかりませんが、大和郡山から一本で大阪方面に座って行けるとなると、乗車する人もあるかもしれません。
▼大阪難波・京都~近鉄奈良間の特急を増発については、奈良線で平日6本、土休日4本の増発となります。また、京都線では平日4本、土休日2本の増発となります。
▼これは、奈良、京都へのインバウンドを中心とした観光客の増加に対応したもので、大きな収益源になりそうです。
▼今回のダイヤ改正では、乗客数の減少に対しては列車種別、本数の見直しを図り、儲かりそうな特急列車については本数を増発するという収益確保の戦略がみえてきます。(2026.1.20)




「▼平日の11時台から14時台まで、区間急行は榛原行きが2本、名張行きが1本、青山行きが1本となります。」・・・青山町ゆき区間急行は上本町発11:56のみのようで、他は名張止めになるようです。
「▼この時間帯に伊勢中川行きの急行がなくなるので、青山町以遠に行くには、特急に乗車するしかなさそうです。」・・・名張~中川間の普通は毎時1本運行されるので、名張ゆき区間急行のうち1本が名張で中川ゆき普通に連絡すると考えられますので、特急以外でも中川に行くことができると思います。
「▼逆に、区間準急の停車駅だった乗客にとっては、これまで4本あった大和朝倉行きが3本になってしまいます。」・・・区準は現状毎時3本ですので、新設の区間急行と麻倉ゆき普通はそれぞれ毎時4本ずつになるということで、むしろ増えることになります。
結果、停車する本数が減るのは上本町~高安間の普通のみの停車駅(毎時5本→4本に)、榛原~名張間の各駅(一部時間帯のみ毎時3本→2本に)程度で、他は1本ずつ増えることになり、むしろ便利になるのではないでしょうか?
あっとあっとあっとさん
ご指摘ありがとうございます。
この3点については、太字で修正しました。