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JR東日本の新たな夜行特急列車って、WEST EXPRESS 銀河のパクリ!?

▼JR東日本が新たな夜行特急列車を導入すると、6月11日に発表しました。

https://www.jreast.co.jp/press/2025/20250610_ho03.pdf

▼その概要は、「移動を楽しく、快適・便利に」の実現に向け、乗ること自体も目的となるような新たな夜行特急列車を2027年春に導入するとのこと。

▼そのため、E657系特急型車両1編成を全席グリーン車個室タイプの座席に改造します。

▼夜行列車による非日常の旅体験を通じ、鉄道旅のワクワク感を想起させるとともに、運行を通じてJR東日本エリアの豊かな自然や文化を国内外に発信し、観光の活性化を目指すとしています。

▼改造する車両のエクステリヤデザインは青を基調としており、かつてのブルートレインの記憶を受け継ぐ明るい青の「メモリアルブルー」を1号車側に、濃紺の「ミッドナイトホライズン」を10号車側に配しています。

▼車両編成としては、1号車・10号車がブレミアムグリーン、2・3・4・6・7・8・9号車がグリーン、5号車がラウンジ・販売スペースとしています。

▼インテリアデザインは、プライベートスペースを確保するため、全席グリーン車指定席の個室とし、両端の先頭車両は1人・2人用のプレミアムグリーン個室を設置します。

▼グリーン個室は1人・2人用のほか、4人用も用意されます。プレミアムグリーンもグリーンも、座席からフルフラットのベッドスタイルに変更することができます。

▼オープンスペースとしてラウンジを設置し、販売スペースも併設することとしています。

▼ここまで読んでみて、ピンときた方は多いのではないでしょうか。そう、この列車のコンセプトってJR西日本のWEST EXPRESS 銀河とそっくりではないかと。

WEST EXPRESS 銀河@京都鉄道博物館

▼JR西日本が117系を改造、JR東日本の新型特急はE657系を改造するところは、既存の車両を再利用するところが酷似しています。

▼クルージング型の特急列車としては、JR西日本にはTWILIGHT EXPRESS 瑞風があり、JR東日本にはTRAIN SUITE 四季島がありますが、それよりはカジュアルに乗車できる列車として、WEST EXPRESS 銀河と今回の新型特急はそっくりです。

▼銀河には、普通席、グリーン個室、ノビノビ座席、コンパートメントシート、女性席など多様なニーズに応えようとしていますが、JR東日本の新型特急は、プレミアムグリーンとグリーンの2種類、1人、2人、4人の3種類しか選択肢がありません。ここは、両者の異なる所でしょうか。

WEST EXPRESS銀河(普通座席)

▼運行エリアも、銀河が関西圏からJR西日本エリアの各地へ運行されており、JR東日本の新型特急も首都圏から北東北エリアへの運行を予定しており、この点も似ています。

▼運行エリア、ダイヤ、利用料金、列車愛称などは未定で、今後の発表を待たないといけません。

▼JR西日本のWEST EXPRESS銀河に遅れ8年、やっとJR東日本でもカジュアルに乗れる夜行特急列車が誕生することとなりました。(2025.6.11)

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トワイライトエクスプレス瑞風に琵琶湖を巡る新コースが誕生。

▼クルーズ型観光列車「トワイライトエクスプレス瑞風」に琵琶湖を巡る新コースが誕生すると、JR西日本が5月30日に発表しました。

https://www.westjr.co.jp/press/article/items/250530_00_press_TWILIGHTEXPRESSMixukaze_Biwakonewcourse.pdf

▼トワイライトエクスプレス瑞風は2025年6月に運行8周年を迎えますが、コースの見直しを行い、2026年春から新たに琵琶湖を一周するコースを付け加えることとなりました。

トワイライトエクスプレス瑞風@新大阪

▼瑞風は京都・下関発着として、山陽・山陰を潜る5つのコースが用意されていますが、そのうち2つのコースについて、琵琶湖周遊コースが加わることとなります。

▼そのうちの1つは、「びわ湖周遊・せとうちコース(下り)」で、京都を出発して湖西線・北陸線経由で琵琶湖を周遊し、長浜市を観光。その後、東海道・山陽本線を経由し、せとうちエリアを巡り、岩国市を観光し下関に到着するコースです。

▼もう1つのコースは、「びわ湖周遊・せとうちコース(上り)」で、下関を出発して防府市を観光。その後、山陽・東海道本線を経由しせとうちエリアを巡り、近江八幡市を観光。その後、東海道・北陸本線・湖西線経由で琵琶湖を周遊し、京都に到着するコースです。

▼下りコースでは、長浜市の「渡岸寺観音堂」で国宝「十一面観音立像」、「赤後寺」で「木造千手観音立像」を見学します。

▼上りコースでは、近江八幡市の滋賀県指定有形文化財の「ヴォーリズ記念館」、国の有形登録文化財の「ハイド記念館」を見学します。

▼上りコースでは、近江八幡の町並みを散策するか、スイーツを堪能できる「ラ・コリーナ近江八幡」を訪問するかを選択できます。

ラ コリーナ近江八幡

▼今回のコース見直しにより、尾道市、岡山市の立ち寄り観光は終了することとなります。

▼車内で提供される料理について、滋賀県から初選出となる長浜市のイタリアン「ビワコラージュ」が「食の匠」に決まりました。

▼車内を彩る伝統工芸品についても、近江八景「堅田の落雁」で有名な「浮御堂」の古材で作られた「浮御堂波蒔絵香合」、琵琶湖真珠が飾られた卯山窯の陶板、膳所焼の「鮟鱇茶入(あんこうちゃいれ)」、湖東焼の「染付山水絵細水指(そめつけさんすいえほそみずさし)」などが展示されます。

▼運行開始8年を経て、今回は山陽エリアを巡るコースについて、コースの見直しが行われました。

▼琵琶湖を巡るコースは、特に湖西線で見ることができる琵琶湖の美しさが魅力的だと思います。

観光列車でビワイチを体験できるのはなかなか面白い試みではありますね。

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デビュー10周年を記念して、227系が京都鉄道博物館で展示。

▼京都鉄道博物館では、JR西日本の広島地区などを中心に運転されている227系がデビュー10周年を迎えるとともに、広島駅新駅ビル(minamoa)開業を記念して、227系の特別展示を行うと5月26日に発表しました。

https://www.kyotorailwaymuseum.jp/news/sysimg/01611/link_Dieys.pdf

▼227系はJR西日本の広島地区の113系、115系の置き換えを目的として、京阪神地区で運用されている225系をベースに短編成が可能な車両として開発されました。

▼2015年から広島シティネットワークの山陽本線で投入が始まり、「Red Wing」という愛称が付けられました。

227系@広島駅

▼2019年からは和歌山線・桜井線、紀勢本線で運行を開始し、2023年からは岡山・備後地区で「Urara(うらら)」という愛称が付けられ運用を開始しました。

▼最高速度は110km/H、設計最高速度は120km/H、車体は前頭部の普通鋼部分を除きステンレス、制御方式はVVVFインバータ制御で、ブレーキは電気指令式、抑速、耐雪、駐車ブレーキ付きとなっています。

▼1両において動力台車と付随台車を1台ずつ配置し、運転に必要な機器類をすべて1両に搭載する「0.5Mシステム」という考えのもと、すべての車両が電動車となっています。

▼2015年度のグッドデザイン賞を受賞しています。

▼今回、京都鉄道博物館での特別展示は、227系0番台2両(クモハ227形74号車・クモハ226形74号車・S10編成)が6月19日から22日までの期間で、本館1階「車両のしくみ/車両工場」エリアで展示され、車内も公開されます。

▼このS10編成はデビュー10周年を記念したラッピングが行われ、2026年2月ごろまで広島エリアで運転されます。

▼このほか、運転台見学付きの入館券の発売、検修社員による有料解説ツアー、227系を含むJRシティネットワーク広島のブランディングを担当したGKデザイン総研広島の展示コーナーの設置、デビュー10周年記念グッズの販売なども予定されています。

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