▼近畿日本鉄道は、10月15日のニュースリリースで2025年度グッドデザイン賞を3件受賞したと発表しました。
▼1つ目は、2024年10月に奈良線・京都線系統でデビューした新型一般車両8A系です。

▼審査員の評価コメントとして、沿線の人口変化、新しい乗客のニーズなどに寄り添うべく長い期間をかけて丁寧にデザインされたこと、「やさしば」の座席、ロングシートとクロスシートに変更できる機能が多様なユーザーの自由なモードに対応できる点が挙げられています。
▼2つ目は、大阪・関西万博のシャトルバス発着場決定に伴い、バスターミナルのリニューアルと駅連絡通路の新設を行った大阪上本町駅、近鉄上本町バスターミナルです。
▼審査員の評価コメントとして、バスターミナルのリニューアルにより、鉄道駅構内とバスターミナルの境界線を撤去し、駅が明るく広がった印象を受けたこと、上本町駅全体の今後の再開発の発表と併せて周辺地域の活性化につながる点が挙げられています。
▼3つ目は、2025年3月30日から運用を開始した鶴橋駅2番線ホームの可動式ホーム柵[昇降ロープ式]ホーム柵です。
▼審査員の評価コメントとしては、ロープの設置とホームの美観整備を同時に行うデザインであること、パブリックスペースのデザインソリューションとして秀逸なデザインであることが挙げられています。
▼関西では近鉄のほかにJR西日本も受賞していますので、また別にアップしたいと思います。(2025.10.15)