▼近鉄の団体専用列車「楽」が大晦日から元旦にかけて沿線の寺社を参拝するために、初詣列車として運行されます。
▼ダイヤは2025年12月31日、大阪上本町23:32発、橿原神宮前0:26着、桜井1:09着、長谷寺1:18着、2026年1月1日、橿原神宮前4:00発、近鉄奈良4:44着、近鉄奈良4:51発、大阪上本町5:23着となっています。

▼乗車区間は6区間の中から選択でき、大晦日はA区間が大阪上本町⇒橿原神宮前、B区間が大阪上本町⇒桜井、C区間が大阪上本町⇒長谷寺、元旦はD区間が橿原神宮前⇒近鉄奈良、E区間が橿原神宮前⇒大阪上本町、F区間が近鉄奈良⇒大阪上本町となっています。
▼旅行代金としては、乗車区間の運賃のほかに、「楽」片道料金、記念品代、諸税などが含まれます。
▼記念品は2026年の干支の「牛」をモチーフにしたオリジナル缶バッジだそうです。
▼大晦日に大阪上本町を出発して、橿原神宮、三輪大社、長谷寺を参拝することができ、元旦は橿原神宮、春日大社などの参拝後に大阪へ戻るのに利用することが想定されています。
▼団体専用列車「楽」は初代「あおぞら」の後継車両とし1990年10月にデビューして、2020年3月にリニューアル工事が実施され、現在のエクステリア、インテリアに改造されました。
▼デビューから30年経ってのリニューアルで、車体塗装が当初のものとは全く違って、「漆メタリック」の色調へ変更されました。
▼先頭車の展望席は階段式シート配置から「楽VISTAスポット」と名付けられたフリースペースになりました。
▼二階建車の階下席は転換クロスシートを取り払い、カーペット敷きやフローリング床にしてイベントなど多目的な仕様が可能なスペースに変更されました。
▼初詣列車では、展望席は見学席としてなります。
▼コロナ禍も明けて、鉄道各社では大晦日の終夜運転も再開され、初詣列車の企画もいろいろ出てきています。(2025.11.13)